カテゴリー: 感染症

 5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種について

院長です。 しばらくブログの更新が滞っておりました。7月半ば以降、新型コロナウイルスの感染拡大に加え、RSウイルスやそのほかの夏風邪ウイルスの流行により、外来受診者数、検査数が大幅に増加し、外来業務に忙殺されていました。夏休みも中盤になり、少し受診者数が減少してきていますが、例年のことを考えると8月とは思えない状況に変わりはありません。 さて、昨日、日本小児科学会が「5~17歳の小児への新型コ…

 新型コロナウイルスPCR検査を始めてみて

院長です。 今年の4月下旬から、当院でも新型コロナウイルス感染症の診断のために、PCR検査を行うようになりました。精華町での新規感染者数がピークを越えて、徐々に減少傾向に入ってきたころになります。 当初は、感染者との接触歴のあるなしにかかわらず発熱で受診されたすべてのお子さんに協力をお願いし、検査を行っていました。感染経路不明の場合がどのくらい含まれるのか、わからなかったからです。結果は、10…

 5歳~11歳の新型コロナワクチン接種について②

院長です。 クリニックのある精華町では、今月から、5歳から11歳の小児への新型コロナワクチン接種が始まります。それを前に、下記のようなニュースが流れ、ご欄になった方もおられるかと思います。 ワクチン 時間経過で小児は感染予防効果低下か 米調査結果 このニュースでは、2つの論文のデータが紹介されています。ひとつは、アメリカ…

 病床使用率

院長です。 京都府においても新型コロナウイルスの感染拡大の勢いは、そろそろピークを越えた、という感じになってきました。気になるのは、10歳未満の感染者数が急増していること。感染経路に関するデータが示されていないのでわかりませんが、オミクロン株になり、家庭内での感染に加えて、学校・幼稚園・保育園での感染例の増加が影響していると思われます。そして、高齢者の感染者数も増えています。高齢者施設での感染例が…

 乳幼児のマスク着用に関して

院長です。 今回も、新型コロナウイルスに関する話題について。 先日(2月4日)、厚生労働大臣が閣議後の会見で、2歳以上の子どものマスク着用を前向きに進めるべきという認識を示されました。この発言に戸惑われた方も多かったことと思います。医療関係者からも、SNS上などで反対の声があがりました。 日本小児科学会は、『乳幼児のマスク着用の考え方』の中で、「乳幼児のマスク着用には危険があります。特に2歳…

 5~11歳の新型コロナワクチン接種について

院長です。 5~11歳の小児への新型コロナワクチン接種が承認され、早ければ3月から接種が開始されます。現在のオミクロン株を中心とした感染拡大がこれまで以上に子どもたちにも及んでいることを考えると、この年代の子どもたちも感染予防の手段が得られることは、とても良いことだと思います。一方で、子どもたちは新型コロナウイルスに感染しても軽症例が多く、接種するメリットは少ないのではないかという意見もあります…

 基本の再確認を

院長です。 エントリーがしばらく滞っていました。書こうと思うことはいろいろと思い浮かぶのですが、時間がないことと、情報が不足していたりして、なかなかまとめられずにいます。できたものからまた、書きたいと思っています。 さて、現下の状況での最大の関心事は、やはり新型コロナウイルスの感染拡大ではないかと思います。この地域での感染者も急増し、子どもたちの感染例も増加しています。これまでになかった状況が起…

 オミクロン株の急激な感染拡大に備えて

院長です。 新型コロナウイルス、主としてオミクロン株による感染拡大が、予想通り急速に拡大してきていますね。これまでと同様、報道内容は様々で混乱されている方も多いかと思います。今回は、沖縄県のデータを参考に考えてみたいと思います。 沖縄県疫学統計・解析委員会による「沖縄県新型コロナウイルス感染症発生動向報告(1月11日)」からの引用です。解説で述べられている内容のポイントは、下記のようなものでし…

 年末年始の過ごし方:オミクロン株の急激な流行を防ぐために

院長です。 皆さんもご存じのとおり、新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株のいわゆる市中感染例(海外渡航歴がなく、感染経路が追えない例)が、京都府南部でも特定されるようになりました。ということは、オミクロン株に感染していても無症状のまま過ごされている人が増えてきているものと考えられます。 オミクロン株の特徴は、下記のようにまとめられます。

 オミクロン株と3回目のワクチン接種

院長です。 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除されて2か月。この間、新規感染者数はとても少ない状況が続いており、このまま年末年始を過ごせるといいなあ、と思っていたら、新たな変異ウイルスであるオミクロン株が検出され、その感染者が世界各国で発見されるようになっています。 オミクロン株に感染した人の報告例は若者が中心で、約半数が無症状、残りは軽症で、重症例の報告は今のところないよう…