● アレルギーの学会に参加してきました
院長です。 少し時間が経ってしまいましたが、今月初めの土曜日にお休みをいただき、名古屋市で行われた「日本小児アレルギー学会」に参加してきました。大雨の影響で新幹線が約1時間遅れ先行きに不安を抱きましたが、何とか当初の予定通りに聴講することができました。 初日は、アレルギー診療全般についての講演と、食物アレルゲンのシンポジウムに出席しました。食物アレルゲンについては、特に「鶏卵アレルゲン…
院長です。 少し時間が経ってしまいましたが、今月初めの土曜日にお休みをいただき、名古屋市で行われた「日本小児アレルギー学会」に参加してきました。大雨の影響で新幹線が約1時間遅れ先行きに不安を抱きましたが、何とか当初の予定通りに聴講することができました。 初日は、アレルギー診療全般についての講演と、食物アレルゲンのシンポジウムに出席しました。食物アレルゲンについては、特に「鶏卵アレルゲン…
院長です。今日は、熱中症について少し触れてみたいと思います。 熱中症とは、暑いあるいは蒸し暑い環境に長時間居ることで、大量に汗をかくことにより体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなってしまい、その結果起こるさまざまな症状(元気がない、けいれんを起こす、など)の総称です。 子ども、特に乳幼児は汗をかく機能が大人に比べると十分には発達しておらず体温調節機能が未熟なため、体温を下げる…
院長です。 前回のエントリーで、「Child Death Review(CDR)」のシンポジウムに参加したことをお伝えしました。今回はこのCDRについてお伝えしたいと思います。 Child Death Review(CDR)は、「予防のためのこどもの死亡検証」といわれるもので、医療機関や行政をはじめとする複数の機関・専門家(医療,教育,保健,福祉,司法,警察など)が連携して、亡くなった…
院長です。 コロナ禍前、1か月に1回「小児科の先生とおはなししよう(略称、おはなし会)」という催しを開催していました。ひとつのテーマ、主に医学的な事柄(例えば「風邪」「離乳食」「子どもの睡眠」「予防接種」というようなもの)について私がお話しし、その後に参加されたお母さんからの質問に答えたり、テーマ以外の普段の診察の場面では話せない話題などについてお話ししたり、お母さん同士でお話ししていただい…
院長です。 最近まで知らなかったのですが、「身長を伸ばす効果がある」と宣伝されているサプリメントがあるんですね。話題になっている商品の中には、「成長をサポートする」というように、”身長を伸ばす”とはっきり記載していないものの、身長を伸ばす効果があるという印象を与える宣伝もありました。 日本小児内分泌学会から出された見解(「身長を伸ばす効果がある」と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解…
院長です。 今日のブログの内容は、普段とは少し異なる内容になります。1週間後に迫った衆議院議員選挙に関することです。本来は、クリニックのブログに書く内容ではないのかもしれません。それぞれにご意見はあると思います。今回は、私なりに深く考えた結果、ここで私の思いを皆さんにお伝えすることは、この地域の子どもたちの未来がより良いものになっていくことに多少なりともつながるのではないか、そういう結論に達しま…
院長です。 ひとつ前のエントリーで紹介したテレビ番組の問題ですが、番組を放送したテレビ局に対し、日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、日本臨床皮膚科医会、日本皮膚免疫アレルギー学会、日本小児アレルギー学会、日本小児皮膚科学会、日本アレルギー友の会(患者会)が合同で抗議文を提出し、声明を発表しました。関連学会および患者の会が合同で迅速に行動されたことは、治療を受けておられる患者さんのためにも大きな意味…
院長です。 9月7日に放送されたテレビ番組で、「脱ステロイド治療」に関する体験談について放送されたそうですね。私は観ていなかったのですが、その後、インターネット上で話題となり、その内容を番組ホームページで確認することができました。客観的にみても、その内容は中立性を欠く一方的なもので、治療中の方々を不安にさせ一般の方々に誤った情報を流布するひどい内容だな、と思いました。残念ながら、現在その体験談に…
院長です。 NHKのテレビ番組「フェイクバスターズ」を、NHKプラスという見逃し配信システムで見ました。思っていた以上に内容はわかりやすく、私自身も改めて気づかされる点がいくつかありました。新型コロナワクチンをこれから接種される方、接種するかどうか迷っておられる方、子どもたちへの接種について不安を抱いておられる方、すでに接種された方、皆さんにお勧めです。事前にNHKプラスへの登録が必要となります。…
院長です。 ときどき腹痛で受診されるお子さんがおられます。その原因として実は便秘が多いのです。かなり強い腹痛で受診された場合でも、原因が便秘であれば浣腸による排便でスッキリされ帰宅されることをよく経験します。排便機能が成熟するのは3歳過ぎと言われており、乳児期には数日間排便が見られないことはよく経験しますが、多くの場合は水様か泥状の便であり、便秘とは言えません。 肛門に一番ちかい場所にある直腸に…