カテゴリー: その他

 うがい薬の効果

院長です。 皆さんもご存知だと思いますが、昨日、以下のようなニュースがありました。 うがい薬がコロナに効果か研究 記事によれば、「ことし6月から先月にかけて宿泊施設で療養していた軽症や無症状の患者、40人余りを対象に、殺菌効果のあるポビドンヨードが含まれたうがい薬で、1日に4回、うがいをしてもらったところ、そのほかの患者よりも唾液の中のウイルスが減ったということです。具体的には、うがいをした…

 夜尿症

 院長です。
 昨日の午後、今月のおはなし会を行いました。テーマは「夜尿症と便秘」。今日は夜尿症について、少しお伝えしたいと思います。 
 夜尿症の定義は、「5歳以上の子どもで、1か月に1回以上のおねしょ(就寝中の尿漏れ)が3か月以上続くもの」とされています。一般的な排尿機能の発達ですが、1歳6か月前後に膀胱内圧の上昇により尿意を感じるようになり、尿意を伴った反射的な排尿になり…

 先日の「小児科の先生とおはなししよう」:熱中症対策

 院長です。今日は熱中症対策について述べたと思います。
 先日、日本救急医学会から、熱中症対策として、以下のような提言が出されました。 【4 つの提言】
① 暑さ指数を意識した生活を心がけ、運動や作業中止の適切な判断を!
② 水分をこまめに取ること。おかしいなと思ったらすぐ涼しい場所に誘導を!
③ 適切な重症度判断と応急処置を。見守りつつ改善がなければす…

 子どもの生活習慣病:生活習慣的要因

 院長です。前回からの続きで、今回は生活習慣的要因について述べたいと思います。
 1)運動習慣
  自家用車の普及、テレビやテレビゲームなどの普及により、「動かない生活化」が進んでいる。
 2)食事内容
  総カロリー摂取に対する脂質の増加。
 3)食事習慣
  夜型生活に伴う、夜食や間食摂取の増加。朝食の欠食。
 4)睡眠

 子どもの生活習慣病:胎児期の要因

 院長です。子どもの生活習慣病について、今回は胎児期の要因について触れたいと思います。
 胎児期の栄養環境が悪くなってしまった場合、お腹の中の赤ちゃんは、供給された栄養をしっかり体に蓄える方向に適応します。それは遺伝子の働きのレベルでの適応で、出生後もそのような環境が続くものとして変化します。
 近年20~30歳代の妊娠可能な年齢の女性では、やせ願望に伴う過度なダイエットが問題…

 先日の「小児科の先生とおはなししよう」

 院長です。先週の金曜日に、今月の「小児科の先生とおはなししよう」を開催しました。テーマは「子どもの生活習慣病」でした。
 生活習慣病とは、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群のこと。その多くが肥満症やメタボリックシンドロームに伴うものである。」と定義されています。(メタボリックシンドローム:内臓肥満に高血圧、インスリン抵抗性上昇、脂質異常症…

 アシナガバチの巣

 院長です。たまにはこんな投稿も、と思い先日の出来事を。
 クリニック駐車場の出入り口近くの生垣に、知らない間にアシナガバチの巣ができていました。職員は誰も気づいておらず、受診されたお母さまが知らせてくれました。その日の夕方に確認したところ、直径15㎝くらいの巣ができていました。その日は時間がなく、そのままに。翌朝は急に冷え込んだので、「ひょっとしたらハチの動きが鈍いかも」と思い確認に行…

 今週のおはなし会

 院長です。現在、夏休みをいただいて充電中です。
 さて、今週の金曜日の「小児科の先生とおはなししよう」は、「子どものホームケア」というテーマとさせていただきました。お子さんが病気の時やケガをした時、病院を受診して指示を仰いだり投薬を受けたりすることはできますが、言うまでもなく一日の大部分の時間を過ごす自宅でのケアが最も重要となります。普段の診察の際にできる限り詳しくお話しするようにして…

 生まれました②

 院長です。前回の続きです。
 お母さん、3回目の出産でした。会陰の裂傷はごくわずかで、縫合の必要はありませんでした。心配されていたお産の後の子宮収縮の痛みも、しっかり収縮しているにもかかわらず軽く、出血もごく僅かでした。そのためか、入院中は大きな問題なくごく普通に動いておられました。 授乳は、決して教科書通りの「正しい姿勢」とは言えませんでしたが、授乳クッションも必要としない自然な姿勢…

 先日のおはなし会

 院長です。報告が遅くなりましたが、6月10日(金)の午後は、今月のおはなし会でした。テーマは「当院が行う母乳育児支援、そしてお産とのかかわり」でした。初めに、産科との協働開業時代(創愛クリニック)から現在に至るまでの経緯を、母乳育児支援に関することを中心にお話しました。お母さんと赤ちゃんに「指導」するのではなく、それぞれのお母さんと赤ちゃんに合った「支援」が必要であること、母乳育児を進める上で、…