明けましておめでとうございます。院長です。
みなさんはこの冬休みを、いかがお過ごしでしょうか。三が日が終わり、当院はこの週末までお休みをいただいております。今日までのところ、お天気に恵まれて予定通りに過ごすことができている方が多いのではないかと思います。わたしは、実家に新年のあいさつに行った以外は、近場でのんびりと過ごさせてもらっています。
昨年は久しぶりに学会に現地参加したり、口頭発表をしたりと、コロナ禍では出来なかったことを本格的に再開することができました。わたしの悪い癖で、刺激をもらって様々なアイデアが頭の中に思い浮かぶのですが、実行に移すまでに時間が掛かってしまい、そのうちにボツになってしまうことが多かった一年でした。計画的に複数のことを同時並行で進めることができなかったことも、進歩が無いなぁ、と反省しています。
子供たちを取り巻く環境は、決して良い方向に進んでいるとは言えません。国が示す方針や政策は、必ずしも現場の状況を反映しているとは言えないと感じています。例えば、子供の虐待や自殺の問題の解決には、目の前で起こっていることへの対応と同時に、それらを起こさせないための予防策を同時に考えねばなりません。そのためには、根底に共通した揺るぎない理念が必要ですが、そのようなものが国の方針や政策には(個人的に)感じられないのです。
お産を取り扱う助産所を併設した小児科クリニックであることは、ここで実践していることを通じて、現在のさまざまな問題を解決する上でのひとつの小さなモデルを示すことに繋がるのではないかと思っています。
小児科クリニックには、感染症を中心とした急性期疾患だけではなく、アレルギーや発達障害などへの対応も求められています。そこに十分には対応しきれていないのがわたしの現状ですが、歩みを止めることなく、努力を惜しまず、一歩ずつ進んでいきたいと考えています。
1月6日(月)から新年の診療を開始します。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(2025.1.4)