カテゴリー: 赤ちゃん

 赤ちゃんがうまれました

院長です。もう12月、時間が経つのが本当に早いですね。 ご報告が遅くなりましたが、1か月前にうちの助産院(悠育助産院)で、元気な赤ちゃんが生まれました。 早朝に陣痛が始まり、お母さんに入院していただいたのですが、その後に陣痛が弱くなってしまいました。陣痛さえ強くなればすぐにでも生まれそうな状態が丸1日続き、生まれたのは入院翌日の午後のことでした。 なぜ陣痛が弱くなったのか、お産が…

 日本母乳バンク協会について

院長です。 今回のブログは、母乳バンクの存在を皆さんにも知っていただきたい、そしてその運営資金の寄付についてお願いしたい、そのような趣旨で書きました。ご理解いただけるようでしたら、最後までお読みいただきたいと思います。 皆さんは、『母乳バンク』をご存じでしょうか。母乳バンクは、自分の子どもが必要とする以上に母乳がたくさん出るお母さんから、余った母乳を「寄付」してもらい、その「ドナーミルク」を適…

 今日は講演でした

院長です。 今日の午後は、産前・産後訪問支援員養成講座で講師としてお話ししてきました。これは京都府が主催する事業です。京都府では、妊娠中や出産後、「体調がすぐれないが、近くに協力者がいない」「気分が落ち込んでいる」「初めて子育てをするので不安」、というお母さんを、市町村とともに支える事業を実施しています。産前・産後訪問支援員は、産前・産後ケア専門員(乳児健診・家庭訪問等で把握する妊産婦のニーズに…

 妊娠・出産と新型コロナウイルス感染

院長です。 妊娠・出産と、新型コロナウイする感染に関する記事がありましたので、よろしければお読みください。 妊娠と新型コロナ 重症化のリスクや母子感染について

 育児休暇

院長です。 小泉環境大臣が育休をとるということが、話題となっています。その間に何をなさるのか、個人的にはその点が気になっています。 私見ですが、子どもにとっての父親と母親の役割はそれぞれにあって、代わることができることとできないことがあると思っています。特に新生児期から乳児期においては、赤ちゃんの立場から考えると、母親にしかできないこと、母親がやった方がよいことが多くあり、そのような時期の父親の役…

 生まれました

院長です。 今月、うちの助産院でお二人の方がお産をされました。お一人は3人目の出産で、当院で2度目のお産。お一人は2人目の出産で、当院でのお産は初めての方でした。お二人ともご家族に囲まれての、とてもいいお産でした。お母さんも赤ちゃんも順調に経過されて、予定通りに退院されました。赤ちゃんの表情やしぐさは、1日ごとに変化していきます。私もたくさん抱っこさせてもらって、日々の成長を目の当たりにして、大い…

 健やかな成長のために

 院長です。
 今月の「小児科の先生とおはなししよう」は、赤ちゃんの成長に関することをテーマとしました。
 赤ちゃんの成長というと、母子手帳にある成長曲線が思い浮かぶのではないでしょうか。健診の際の計測値を、グラフに記入されている方も多いかと思います。例えばその時の計測値、一番多いのが体重の場合なのですが、基準とされるグラフの色のついた部分の下の方であったり、上の方であったり、…

 子どもの生活習慣病:胎児期の要因

 院長です。子どもの生活習慣病について、今回は胎児期の要因について触れたいと思います。
 胎児期の栄養環境が悪くなってしまった場合、お腹の中の赤ちゃんは、供給された栄養をしっかり体に蓄える方向に適応します。それは遺伝子の働きのレベルでの適応で、出生後もそのような環境が続くものとして変化します。
 近年20~30歳代の妊娠可能な年齢の女性では、やせ願望に伴う過度なダイエットが問題…

 生まれました②

 院長です。前回の続きです。
 お母さん、3回目の出産でした。会陰の裂傷はごくわずかで、縫合の必要はありませんでした。心配されていたお産の後の子宮収縮の痛みも、しっかり収縮しているにもかかわらず軽く、出血もごく僅かでした。そのためか、入院中は大きな問題なくごく普通に動いておられました。 授乳は、決して教科書通りの「正しい姿勢」とは言えませんでしたが、授乳クッションも必要としない自然な姿勢…

 生まれました①

 院長です。先日、うちの助産院で赤ちゃんがうまれました。もちろん僕も立ち会いました。でもそこは、お母さんと赤ちゃん、お父さん、介助する助産師とスタッフの世界です。一つの大きなシャボン玉に包まれているかのような、とても繊細な空間です。僕が余計なことをすると、そのシャボン玉はすぐに壊れてしまいそうで、できる限り存在を消して、ただ見守っていました。  静かに、でも着実にお産は進み、本当にきれいな、元気な…