院長です。ご無沙汰しております。早くも12月ですね。年々時間が経つのが早いと感るようになりました。
昨日の日曜日、京都市内で開催された『産前・産後訪問支援員養成講座』でお話ししました。
https://kyoto-kosodatepia.jp/yoseikoza/sanzensango_houmon/
わたしの担当は『「子どもの発育・発達、育てにくさへの対応などを学ぶ」~赤ちゃんの視点から子育てを考える~』というテーマでした。周産期メンタルヘルスケアの現状、妊産婦の自殺の問題、児童虐待の問題、マタニティブルーズ・産後うつ病と出産環境の変化との関係、愛着形成、日本の伝統的育児観、といった内容を通して、赤ちゃんの視点にたった子育てについて、これまでの経験を基にお話ししました。
あくまでも私見ですが、さまざまに行われている、またこれから行われようとしている子育て支援策は、その理念や具体策がおとなの視点からのものがほとんどで、赤ちゃん目線にたって考えられているものが実は少ない、そう思っています。また、諸外国の支援策を日本に導入しようとする考えもありますが、日本の伝統や先人の知恵を現代に活かすやり方もあるのではないかと考えています。具体的な内容は、機会を改めてお伝えできればと思います。
(2023.12.4)