● 予防接種の理解とスケジュール管理のために
院長です。 ホームページでお知らせした通り、予防接種スケジュール管理のための資料の配布を始めました。 定期接種の開始が生後2か月からとなり、接種しなければならないワクチンの数も多くなっています。そのため今では、同時接種(1回の接種で2本以上のワクチンを接種すること)が基本となっており、多い時には一度に5本の接種を行います。また、ワクチンごとに公費で接種できる期間や推奨されている接種時期…
院長です。 ホームページでお知らせした通り、予防接種スケジュール管理のための資料の配布を始めました。 定期接種の開始が生後2か月からとなり、接種しなければならないワクチンの数も多くなっています。そのため今では、同時接種(1回の接種で2本以上のワクチンを接種すること)が基本となっており、多い時には一度に5本の接種を行います。また、ワクチンごとに公費で接種できる期間や推奨されている接種時期…
新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の感染症法上の位置づけは今年5月8日に5類感染症に変更となり、季節性インフルエンザなどと同じ扱いになりました。感染者の全数届出や濃厚接触者への行動制限は廃止されました。 当院では従来通り生後6か月から11歳の小児の新型コロナワクチンの個別接種を行っていますが、初回シリーズ(1回目と2回目の接…
院長です。明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年早々の情報提供になります。国立感染症研究所が昨年末に公表した、2022年1月1日から9月30日に新型コロナを発症もしくは診断された20歳未満の死亡例について行った調査結果です。 死亡例は合計62例でした。このうち、実地調査ができた57例について詳細に検討されています。以下に示すのは、事故などによる外因…
院長です。 しばらくブログの更新が滞っておりました。7月半ば以降、新型コロナウイルスの感染拡大に加え、RSウイルスやそのほかの夏風邪ウイルスの流行により、外来受診者数、検査数が大幅に増加し、外来業務に忙殺されていました。夏休みも中盤になり、少し受診者数が減少してきていますが、例年のことを考えると8月とは思えない状況に変わりはありません。 さて、昨日、日本小児科学会が「5~17歳の小児への新型コ…
院長です。 クリニックのある精華町では、今月から、5歳から11歳の小児への新型コロナワクチン接種が始まります。それを前に、下記のようなニュースが流れ、ご欄になった方もおられるかと思います。 ワクチン 時間経過で小児は感染予防効果低下か 米調査結果 このニュースでは、2つの論文のデータが紹介されています。ひとつは、アメリカ…
院長です。 5~11歳の小児への新型コロナワクチン接種が承認され、早ければ3月から接種が開始されます。現在のオミクロン株を中心とした感染拡大がこれまで以上に子どもたちにも及んでいることを考えると、この年代の子どもたちも感染予防の手段が得られることは、とても良いことだと思います。一方で、子どもたちは新型コロナウイルスに感染しても軽症例が多く、接種するメリットは少ないのではないかという意見もあります…
院長です。 HPVワクチンは、子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染を防ぐためのワクチンで、それにより子宮頸がんの罹患が予防されます。HPVワクチンは、平成25年4月から定期接種となりましたが(対象は小学6年生から高校1年生までの女子)、同年6月より積極的勧奨が差し控えられ、その後、接種率は激減していました(昨年までの経緯については、2020年10月27日の当院ブログをご覧…
院長です。 昨日は、当院での新型コロナワクチン個別接種の日(3度目)でした。当院では、土曜日の午前診の最初の45分間を使って、1バイアル6名分の接種を行っています。小児科クリニックということもあり、主に中学生と高校生が接種に来られています。12歳以上が対象ですから、これから12歳の誕生日を迎えるお子さんは、誕生日以降に接種が可能となります。12月までの予約枠は埋まりつつありますが、来年2月まで行…
院長です。 今日の午前診の最初の30分間に、当院での新型コロナワクチン個別接種を行いました。今日が初めての接種でしたので、職員も私も少し緊張しましたが、ご予約くださった皆さんが予約時刻通りに来院してくださり、滞りなく接種を終えることができました。幸い副反応を発症された方はなく、胸をなでおろしました。 通常の診察を9時45分からに変更していたため、診察を希望して受診してくださる方にはご不便をおかけ…
院長です。 皆さんの中には、報道等で「今冬のインフルエンザシーズンのワクチン供給量が昨年に比べ大幅に減る」という情報に接している方がおられると思います。私も、卸売販売業者から同様の情報を得ています。 実際にデータを調べてみると、昨年は、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に対処する必要性から、インフルエンザワクチンの供給が例年よりもかなり速いペースで進み、10月第5週の時点で供給量全体…