カテゴリー: 感染症

 RSウイルス感染が流行し始めています

院長です。報道などですでにご存じの方も多いと思いますが、全国的にRSウイルス感染症が流行しており、京都府内での報告も増えてきているようです。
RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少…

 冬は部屋の加湿が重要です

院長です。寒くなってきましたね。それと同時に、急に乾燥してきたような…。そこで今日は部屋の加湿のお話です。

湿度には、「絶対湿度」と「相対湿度」の2種類があります
 絶対湿度:空気中に存在する水蒸気の量(g/m3)
 相対湿度:その気温において、空気が含むことができる最大の水蒸気量(飽和水蒸気量)に対して、絶対湿度の割合を示したもの。通常、湿度計などで表さ…

 今一度、「風邪」とは?

院長です。今回は受診されるきっかけとして最も多い「風邪」について、理解しておいていただきたいことをまとめてみます。
 風邪(かぜ)とは、多くの場合急性上気道炎(普通感冒)を指します。主にウイルスの感染による上気道(鼻腔や咽頭等)の炎症性の病気で、咳・のどの痛み・鼻みず・鼻づまりなど局部症状(カタル症状)、および発熱・倦怠感・頭痛など全身症状が出現した状態のことです。80 - 90%が複数…

 「とびひ」で受診される方が増えています

院長です。お盆休みのためか、周辺の交通量が減っているように感じます。Uターンラッシュはこれから。帰省されている方、気をつけてお帰り下さい。    さて、夏場の特徴でもあるのですが、「とびひ(伝染性膿痂疹)」で受診される方が増えています。多くはあせもや虫刺されのかゆみがきっかけとなっているようです。特に夜間、暑さでかゆみが増すことで無意識のうちに掻いてしまっていることが、症状の進行につながっています…

 夏風邪の流行

院長です。今週に入り、毎日暑いですね。そして突然の雨。しばらくはこんな不安定な天候が続きそうです。
さて、報道でもご存知かと思いますが、夏風邪、特に手足口病が流行しています。手足口病はその名の通り、手のひら、足のうら、口に中に小さな水ぶくれができる病気です。水ぶくれはおしりや膝にできることもあります。ときに高熱が出ることもあり、また、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。同じよう…

 手足口病

院長です。  報道では九州・中国地方、そして関東で、手足口病の流行がみられているようです。クリニックにも時々受診される方がおられますが、まだそれほどの流行にはなっていないようです。発熱や口の中の症状が強い時期(痛くて食べられない)は、自宅安静が必要です。このような症状がなければ、手足に発疹がみられても普段通りの生活が可能です。症状が落ち着いても数週間は便からウイルスが排泄されますので、特に排便後の…