院長です。
今朝、3つのお知らせをホームページに掲載しました。
山城南地区では、新型コロナの感染者は減少傾向にありますが、先週からインフルエンザの感染者が急激に増加しています。当院においても先週初めから、発熱で受診される方が増えており、新型コロナまたはインフルエンザと診断される方が多くなりました。
新型コロナは、インフルエンザと同じ5類感染症へ移行する方針が示されていますが、ウイルスそのものの特性が変わるわけではありません。新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスと同等かそれ以上の感染力をもつ以上、少なくとも4月までは、新型コロナの扱いは、現状と変わらないものと思います。発熱で受診されるお子さんが、新型コロナウイルスに感染している可能性があれば、院内に入っていただく前に検査を行い、その感染の有無を明らかにする必要があります。来院されているお子さんとご家族、そしてわたしを含めた職員への感染を防ぐためです。検査方法としては、PCR検査と抗原検査がありますが、新型コロナとインフルエンザが同時流行している現在においては、抗原検査を行うことが多くなっています。抗原検査により診断を確実に行うためには、明らかな発熱後12時間以上経過していることが望ましく、それまでの間は自宅で経過観察していただくことになります。
その時のためにも、できれば事前に解熱剤を準備しておくことをお勧めします。市販薬としては、以下のものがあります。
小児用バファリンCII(3歳以上から使用可)
小児用バファリンチュアブル(3歳以上から使用可、口の中で溶ける)
バファリンルナJ(7歳以上から使用可、口の中で溶ける)
ノーシン アセトアミノフェン錠(7歳以上から使用可)
こどもパブロン坐剤(1歳以上から使用可)
こども解熱座薬(キオリトル)(1歳以上から使用可)
キオフィーバ(こども解熱坐薬)(1歳以上から使用可)
処方薬としての解熱剤は不足しており、処方できる数が限られています。その意味からも、事前に準備しておいていただけると助かります。ご協力をよろしくお願いいたします。 (2023.2.12)