● HPVワクチンに関する新たな情報
院長です。 HPVワクチンは、子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染を防ぐためのワクチンで、それにより子宮頸がんの罹患が予防されます。HPVワクチンは、平成25年4月から定期接種となりましたが(対象は小学6年生から高校1年生までの女子)、同年6月より積極的勧奨が差し控えられ、その後、接種率は激減していました(昨年までの経緯については、2020年10月27日の当院ブログをご覧…
院長です。 HPVワクチンは、子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染を防ぐためのワクチンで、それにより子宮頸がんの罹患が予防されます。HPVワクチンは、平成25年4月から定期接種となりましたが(対象は小学6年生から高校1年生までの女子)、同年6月より積極的勧奨が差し控えられ、その後、接種率は激減していました(昨年までの経緯については、2020年10月27日の当院ブログをご覧…
院長です。 皆さんは、ネオジム磁石製の玩具をご存じでしょうか。恥ずかしながら私は、最近までその存在を知りませんでした。インターネットで検索してみると、「マグネットボール」「マグネットキューブ」といった名称で販売されていました。 このマグネット製の玩具を子どもが誤飲したことによる事故の報告が、小児科学会のホームページに相次いで掲載され、中には小腸穿孔など重篤な例もみられています。一般に誤飲事故は…
院長です。 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除されて2か月。この間、新規感染者数はとても少ない状況が続いており、このまま年末年始を過ごせるといいなあ、と思っていたら、新たな変異ウイルスであるオミクロン株が検出され、その感染者が世界各国で発見されるようになっています。 オミクロン株に感染した人の報告例は若者が中心で、約半数が無症状、残りは軽症で、重症例の報告は今のところないよう…
院長です。 気が付けば12月、時間が経つのが本当に早いと感じます。その最初の日、一昨日に、相楽地方の中学校、高校の養護教諭の先生方を対象に、「子どもの新型コロナウイルス感染症とその対策」というテーマでお話する機会をいただきました。実は昨年のこの会でお話ししたときのテーマも新型コロナウイルスの感染対策についてだったのですが、この1年で状況は大きく変わりましたので、今回はワクチン接種をはじめ新しい情…
院長です。 皆さんご存じのように、全国的に手足口病が流行しつつあります。当院のある精華町でも流行がみられており、乳幼児を中心に受診されるお子さんが増えています。 手足口病の特徴や対策については、これまでお伝えしてきているとおりですが、受診されるお子さんの症状に一定の傾向がある印象を感じていますので、今回はそれについてお伝えします。 一般的な手足口病の症状は、手のひらや足の裏、口の中(舌やのど…
院長です。 認知症医療の第一人者として知られる精神科医の長谷川和夫先生が11月13日、老衰のため亡くなられたそうです。昨日の報道で知りました。 わたしが長谷川先生を知るきっかけとなったのは、肉親が痴呆症と診断され痴呆症について調べる中で、「長谷川式簡易知能評価スケール」を知ったことでした。これは1974年に先生が開発され、1991年の改定を経て、今も広く診療に使われているものです。また先生は、…
院長です。 手足口病の流行については、当院インスタグラムでもお伝えした通りですが、今日になり、手足口病で受診される方が急に増えました。土曜日、日曜日のうちに発症され、受診された方が多かったように思います。 昨日紹介した当院インスタグラムでは、手足口病の感染経路が飛沫感染と糞口感染が中心であることはお伝えしていましたが、感染予防の方法については詳しく触れていませんでした。手足口病の原因ウイルスは…
院長です。 今日、11月11日は、わたしにとって思い出深い日です。平成14年11月に産婦人科医と共に開業したクリニックで、最初の赤ちゃん(女の子)が生まれた日なんです。 予定日より約1か月早く生まれることになったので、準備が十分にできていない上に、保育器に収容するという想定外の始まりでした。開業の2か月前まで新生児科医として10年間NICU(新生児集中治療室)に勤務していましたので、その経験を…
院長です。 皆さんも報道で御存じの通り、昨日から外国人の入国制限が大幅に緩和されました。この措置を心待ちにされていた方々もおられることと思います。しかし、現時点での緩和に、わたしは反対です。なぜ今なのか、分かりません。 新型コロナウイルスの国内での新規感染者数は、9月末で緊急事態宣言が解除されて以降も、減少傾向が続いています。主な国の新規感染者数の推移をみると、日本は他の国々に比べ感染者数が大…
院長です。 昨日は、当院での新型コロナワクチン個別接種の日(3度目)でした。当院では、土曜日の午前診の最初の45分間を使って、1バイアル6名分の接種を行っています。小児科クリニックということもあり、主に中学生と高校生が接種に来られています。12歳以上が対象ですから、これから12歳の誕生日を迎えるお子さんは、誕生日以降に接種が可能となります。12月までの予約枠は埋まりつつありますが、来年2月まで行…