アレルギーの学会に参加してきました

院長です。

少し時間が経ってしまいましたが、今月初めの土曜日にお休みをいただき、名古屋市で行われた「日本小児アレルギー学会」に参加してきました。大雨の影響で新幹線が約1時間遅れ先行きに不安を抱きましたが、何とか当初の予定通りに聴講することができました。

初日は、アレルギー診療全般についての講演と、食物アレルゲンのシンポジウムに出席しました。食物アレルゲンについては、特に「鶏卵アレルゲンの加熱による変化」のお話が印象に残りました。食事の中で摂取を進めていく上での注意点を詳しく知ることができ、改めて知識の整理することができました。

2日目は、アトピー性皮膚炎に関するシンポジウムに出席しました。今年、アトピー性皮膚炎のガイドラインが改訂され、まず、それに基づいた小児のアトピー性皮膚炎の予防と治療についての講演がありました。新たな治療薬が開発・使用されるようになり、予防・治療法も少しずつ変わってきています。その後の皮膚科の先生からのお話は、具体的な治療内容の部分で参考になることが多く、視野が広がった感がありました。最後に、市民公開講座として料理研究家の土井善晴先生の「料理の起源と健康と」という特別講演を聴講しました。アレルギー診療とは直接の関係は無いものの、わたしたちの普段の食事について改めて考える大変良い機会となりました。

今回は、気管支喘息や花粉症などのテーマについては聴講できなかったのですが、来週からのオンデマンド配信で聴講しようと思っています。

おかげさまで貴重な機会を得ることができました。今回の経験を、普段の診療の中に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

(2024.11.13)