カテゴリー: 感染症

 インフルエンザが流行期に

 院長です。先週、京都府でもインフルエンザが流行期に入ったとの発表がありました。先週末から今日にかけて、当院でも数名、インフルエンザの患者さんが受診されています。クリニックの周囲の地域でも、流行が始まってきたようです。
 一般的な予防策として手洗い・うがい・マスクの着用がよく強調されますが、意外と大切なのが「部屋の暖房と加湿」です。加湿の重要性をご存知で加湿器を使用されている方は多いので…

 手足口病の流行

院長です。手足口病のために受診される方が増えています。
その名の通り、手のひら・足のうら・口の中に小さな水ぶくれができる病気で、おしりや膝にできることもあります。特に治療は必要なく、自然に治る病気です。手足の発疹がみられるだけであれば、普段通りの生活で構いません。登園(校)も可能です。発熱している間や、喉・口の中の痛みが強くいつものように食べられない時期は、感染源となるので自宅で過ごして…

 鼻汁・鼻閉・咳嗽について

院長です。今回の風邪に関する最終回は、よくある症状の「鼻汁・鼻閉・咳嗽(はなみず・はなづまり・せき)」について述べたいと思います。 【鼻汁、鼻閉】
 
鼻粘膜の腺細胞からの分泌される粘液の増加や、毛細血管からの浸出液が増加することで鼻汁となります。また、鼻粘…

 どうして発熱するの?

院長です。前回の続きの、風邪に関する第2弾。今回は「発熱」について。

 風邪症状の中で、最も気になるものが発熱ですね。では、なぜ発熱するのでしょうか。
 
ウイルスが体の中に侵入すると、ウイルスを排除しようと体内の免疫機構が働きだします…

 先日の「小児科の先生とおはなししよう」について

院長です。少々ご報告が遅くなりましたが、12日(金)に「小児科の先生とおはなししよう」を開催しました。今回は6名のお母さんが参加くださいました。最初に私から「子どもの風邪」というテーマでお話しさせていただき、その後に様々な質問にお答えする形で、予定の1時間半があっという間に過ぎました。私がお話しした内容について、このブログで3回に分けてお伝えしたいと思います。今回は、「風邪」の一般的なことについて…

 インフルエンザの流行

院長です。クリニックの周りでは、先週末からインフルエンザの流行期に入ったようです。ここ数年では、最も早い流行期入りです。小学生を中心に発熱で受診されるお子さんが増え、多くの方がインフルエンザA型と診断されています。気候的にも、本格的な冬がやってきた感があります。
そこで再確認していただきたいのが、加湿の重要性です。感染予防の意味でも部屋の加湿、特に冷え込む夜間から早朝の室温の維持と加湿が…

 子どもの風邪の診療

 院長です。次回の「小児科の先生とおはなししよう」では、最初に『子どもの風邪』というテーマでお話しさせていただこうと思っています。
 お子さんが小児科クリニックを受診される理由として最も多いのは、鼻水や咳、発熱といったいわゆる「風邪の症状」です。私が医者に…

 インフルエンザの流行

院長です。先週はとうとうこの周辺もインフルエンザの流行期に入ったようで、急な発熱で受診される方が増えました。今年はA型とB型が同時に流行しているようで、例年とはちょっと様子が異なっているようです。両方の型のインフルエンザに罹ってしまうことはよくありますので、一度罹ったとしても油断は禁物です。インフルエンザだけでなく、他の発熱を伴う感染症や、下痢・嘔吐で受診される方も多いので、基本の感染予防策である…

 ノロウイルス感染と手洗い

院長です。そろそろこのあたりもインフルエンザの流行期に入ってきましたが、先日起こった食中毒事件の影響もあり、ノロウイルス感染への関心の方が高まっているようです。

 タミフル耐性インフルエンザウイルス

院長です。そろそろこのあたりでも、インフルエンザの流行が始まったようです。そんな中、インフルエンザ治療薬の「タミフル」が効かないインフルエンザウイルス(タミフル耐性インフルエンザウイルス)の検出が相次いでいるとの報道がありました。タミフル耐性インフルエンザウイルスは数年前から報告されていましたが、徐々に増えてきているのかもしれません。
ここで知っておいていただきたいのは、タミフルを含め抗…