カテゴリー: 感染症

 新型コロナウイルス感染症について①

院長です。現在、大きな問題となっている新型コロナウイルス感染症ですが、そもそもコロナウイルスとはどのようなものなのでしょうか。以下、国立感染症研究所感染症疫学センターのホームページから、コロナウイルスに関する記述を一部引用させていただきます(https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavi…

 そろそろ部屋の加湿を

院長です。朝晩の冷え込みが、徐々に厳しくなってきましたね。例年に比べて暖かい秋になっていますが、さすがにここにきて本来の秋らしくなってきたように思います。 このような気候の変化に伴って、空気が乾燥してきています。空気が乾燥してくると、秋から冬にかけて流行する風邪のウイルスに感染しやすくなります。皮膚も乾燥し、湿疹が悪化しやすくなります。そろそろ部屋の加湿を始めましょう。特に小さなお子さんがおられる…

 りんご病

 ご無沙汰しております。院長です。
 一部でいわゆる”りんご病”(正式には「伝染性紅斑」といいます)が流行しているようです。先週あたりから、受診される方が多くおられます。
 りんご病は、厚生労働省から出されている”保育所における感染症対策ガイドライン(2018年度版)”によれば、「医師の診断を受け、保護者が登園届を記入することが考えられる感染症」に分類されています。詳しい説明は…

 インフルエンザが流行期に

 院長です。全国的にインフルエンザの流行期に入っていますが、毎年少し遅れて流行期に入るクリニックの近隣でも、今年は流行期に入った感があります。A型とB型がほぼ同じくらい検出されていた昨年とは違い、今のところA型がほとんどです。インフルエンザ予防の上で重要なこととして毎年お伝えしているのですが、ここで改めて部屋の加湿についてお伝えしたいと思います。
 1年の内で冬は空気が一番乾燥する季節で…

 インフルエンザの流行と、その予防

 院長です。早いもので、今日で1月も終わりです。今月は例年以上に、インフルエンザで受診される方が多くなりました。まだしばらくは、この流行は続きそうな感じがしています。
 今年の流行の特徴は、A型とB型がほぼ同数だということ。例年はどちらか一方の型の流行が中心になることが多いのですが、今年は最初からほぼ同じペースで、両方の型が流行しています。インフルワクチンの供給数が足りず、接種できなかっ…

 先日の「小児科の先生とおはなししよう」

 院長です。大幅に遅れてしまいましたが、先週の金曜日が、今月の「小児科の先生とおはなししよう」の日でした。テーマは「RSウイルス、インフルエンザウイルス」でした。  RSウイルスによる呼吸器感染症には、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児が少なくとも1度は感染するといわれています。潜伏期間は4~5日。咳やくしゃみ又は会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込む飛沫感染や、ウイルスが…

 手足口病

 院長です。報道などでご存知の方も多いかと思いますが、全国的に手足口病が流行しています。この地域も同様で、先月から受診される方が増えています。その名の通り、手のひら・足の裏を含む上下肢、口の中に小さな赤い発疹・水ぶくれができる病気で、おしりや胸・背中にできることもあります。特に治療の必要はなく、自然に治る病気です。発熱している間や、喉・口の中の痛みが強くいつものように食べられない時期は、感染源とな…

 乳児ボツリヌス症とオウム病

 院長です。先日、「乳児ボツリヌス症」で生後6か月の赤ちゃんが、「オウム病」で2人の妊婦さんが亡くなったとの報道がありました。厚生労働省が発行しているメールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」の中のコラムで、この二つの感染症についての解説がありました。とても分かりやすいものでしたので、お読みいただければと思います。 (2017.4.14.)
   
        「あさコラ…

 昨日のおはなし会

 院長です。昨日は、小児科の先生とおはなししよう、の日でした。テーマは、「感染予防策」でした。さまざまな感染症が流行する季節になり、日常行われている感染対策について取り上げました。お話ししたのは、以下のような内容でした。 ・主な感染経路:接触感染、飛沫感染、空気感染
・手洗いについて:通常の手洗いは、十分な時間(20秒~30秒)をかけて行えば、流水でも十分効果がある。おむつを替えた後や食…

 咳エチケット

 院長です。秋も深まり、インフルエンザの流行期が近づいてきました。そこで今回は、「咳エチケット」について触れたいと思います。
 「咳エチケット」とは、新型インフルエンザ対策として厚生労働省が呼びかけ始めたもので、ポイントは以下の3点になります。  「咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむける」
 「使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に…