カテゴリー: 母乳・離乳食・栄養

 離乳食

院長です。時々相談されることとして、離乳食の事があります。
 
1995年に出され…

 生後3か月を境に授乳パターンは変化します

院長です。今日は時々相談される授乳に関することについて。赤ちゃんの授乳に関して知っておいていただきたいことを書こうと思います。
反射的哺乳、随意哺乳
生まれてすぐの赤ちゃんでも、乳首が頬に触れるとそちらの方向に顔を向け(口唇探索反射)、口の中に乳首をとらえるとリズミカルに吸い始めます(吸啜反射)。生後3ヶ月までの赤ちゃんは、これら一連の反射によりおっぱいを飲み、満腹感ではなく疲…

 授乳中でも薬を服用することができます

院長です。今日は母乳とお薬のお話。
授乳中のお母さんから時々、相談されることがあります。「薬を飲まないといけなくなり、先生から母乳を止めるように指導されたのですが・・・」というものです。
日本の医薬品添付文書の「授乳婦への投与」の欄に記載のある薬のうち、「投与中は授乳を中止させる」「授乳を避けさせる」と記載されている薬が約3/4を占め、残る約13%は「治療上の有益性が危険性を上…

 くる病と母乳栄養

院長です。昨日の朝のNHKニュース、「おはよう日本」のなかで、くる病についての特集がありました。ご覧になった方もおられるかと思います。最近、この「くる病」の報告が増えており、報道されたものと思われます。
くる病は、ビタミンDの不足およびカルシウムやリンの不足により、骨形成が不十分となることにより起こる病気で、乳幼児期にはO脚や歩行開始の遅れなどの症状がみられます。この番組でも触れられてい…

 「母乳」「体重の増えがよくない」

院長です。
 小児科外来には、ときどき赤ちゃんの体重の増え方を気にされて受診される方がおられます。そのほぼ100%が母乳だけで育てておられる方です。原因は大きく分けて二つ。一つは、お母さん自身が母乳の分泌量に不安をもっていて、十分量飲めていないのではないかと気になっている場合。もう一つは、保健師さんの家庭訪問や乳児健診の際に、体重増加が良くないと言われて不安になったり受診を勧められた場合…

 当院の「母乳哺育の推進」

院長です。今日は母乳に関することについて。
 ありきたりの表現を借りれば、「当院は母乳哺育を推進」しています。しかし、あえてホームページなどで「母乳哺育の推進」という言葉は使っていません。我々の考えの根底にあるのは、「哺乳類であるヒトの母親が、我が子を自らの母乳で育てるのは当然の事である(お母さんも赤ちゃんも、それができる能力をちゃんと持っている)。」ということです。ちょっと大げさな話に…