投稿者: kuwahara

 熱中症を予防しましょう

院長です。 毎日暑い日が続きますね。外に出る気がしないくらいの猛暑ですが、それでも夏休みに入って元気いっぱいの子どもたちは、外で遊ぶ機会が多くなっていると思います。こんなときに注意が必要なのが熱中症です。 熱中症とは、高温多湿な環境下において体内の水分・塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻したりするなどして発症する障害の総称です。 ヒトの体温調節は、次のように行われてい…

 子どもの予防可能な傷害と対策

院長です。 子どもたちが楽しみにしていた夏休みに入り、ご家族での旅行など楽しい時間を過ごす計画をされている方も多いのではないでしょうか。一方で、水辺の事故など痛ましい報道に接することもあり、前もって事故予防策を確認していただきたいと思います。 日本小児科学会から「子どもの予防可能な傷害と対策」というリーフレットが公開になりました。

 予防接種の理解とスケジュール管理のために

院長です。 ホームページでお知らせした通り、予防接種スケジュール管理のための資料の配布を始めました。 定期接種の開始が生後2か月からとなり、接種しなければならないワクチンの数も多くなっています。そのため今では、同時接種(1回の接種で2本以上のワクチンを接種すること)が基本となっており、多い時には一度に5本の接種を行います。また、ワクチンごとに公費で接種できる期間や推奨されている接種時期…

 小児の新型コロナワクチン接種について

   新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の感染症法上の位置づけは今年5月8日に5類感染症に変更となり、季節性インフルエンザなどと同じ扱いになりました。感染者の全数届出や濃厚接触者への行動制限は廃止されました。    当院では従来通り生後6か月から11歳の小児の新型コロナワクチンの個別接種を行っていますが、初回シリーズ(1回目と2回目の接…

 あらためて、風邪(かぜ)について

院長です。 過去にもお伝えしてきていますが、受診されるきっかけとして最も多い「風邪(かぜ)」について、理解しておいていただきたいことを改めてまとめてみたいと思います。 風邪とは多くの場合、急性上気道炎(普通感冒)を指します。主にウイルスの感染による上気道(鼻腔や咽頭等)の炎症性の病気で、咳・のどの痛み・鼻汁(鼻みず)・鼻閉(鼻づまり)などの局部症状、および発熱・倦怠感・頭痛など全身症状…

 解熱剤の準備をお願いします

院長です。 今朝、3つのお知らせをホームページに掲載しました。 山城南地区では、新型コロナの感染者は減少傾向にありますが、先週からインフルエンザの感染者が急激に増加しています。当院においても先週初めから、発熱で受診される方が増えており、新型コロナまたはインフルエンザと診断される方が多くなりました。 新型コロナは、インフルエンザと同じ5類感染症へ移行する方針が示されていますが、ウイ…

 小児の新型コロナウイルス感染後の死亡例の検討と、新型コロナワクチン接種について

院長です。明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年早々の情報提供になります。国立感染症研究所が昨年末に公表した、2022年1月1日から9月30日に新型コロナを発症もしくは診断された20歳未満の死亡例について行った調査結果です。 死亡例は合計62例でした。このうち、実地調査ができた57例について詳細に検討されています。以下に示すのは、事故などによる外因…

 1年の終わりに

院長です。 昨日、今年最後の診察を終え、今日から冬期休暇をいただいております。 今年一年を振り返ると、コロナ禍の真っただ中にずっといたように感じています。幸い、当院で陽性確認され自宅療養となった方の中に入院が必要となった方は無かったものの、症状が長期間続いた方や後遺症がみられた方がおられました。やはり普通の風邪ではないと思います。来年にはインフルエンザと同様の扱いになると考えられていま…

 赤ちゃんがうまれました

院長です。もう12月、時間が経つのが本当に早いですね。 ご報告が遅くなりましたが、1か月前にうちの助産院(悠育助産院)で、元気な赤ちゃんが生まれました。 早朝に陣痛が始まり、お母さんに入院していただいたのですが、その後に陣痛が弱くなってしまいました。陣痛さえ強くなればすぐにでも生まれそうな状態が丸1日続き、生まれたのは入院翌日の午後のことでした。 なぜ陣痛が弱くなったのか、お産が…

 スワドルと発育性股関節形成不全

院長です。 皆さんは、「スワドル」というものをご存じでしょうか。赤ちゃんの“おくるみ”のことで、生後早期から使うことができ、出産祝いに贈られることもあるようです。インターネットで検索すると、多くの会社からさまざまな商品が出されています。恥ずかしながら、このような状況を私は、今日まで知りませんでした。 どの商品にもほぼ共通しているキャッチフレーズは、「モロー反射を抑えることで赤ちゃんが目…