「風立ちぬ」での喫煙シーン

院長です。今週に入っても、毎日暑い日が続いていますが、週末は雨の予報。雨嫌いの私でさえ、少しホッとしているところです。   さて、今日は喫煙に関することでひとこと。公開中の映画『風立ちぬ』の中での“喫煙シーン”に、NPO法人 「日本禁煙学会」が要望書を出した件が話題になっています。私自身はこの映画を見ていませんので、この件に関してのコメントはできませんが、ネット上での動向では「問題は無い」とする意…

 「とびひ」で受診される方が増えています

院長です。お盆休みのためか、周辺の交通量が減っているように感じます。Uターンラッシュはこれから。帰省されている方、気をつけてお帰り下さい。    さて、夏場の特徴でもあるのですが、「とびひ(伝染性膿痂疹)」で受診される方が増えています。多くはあせもや虫刺されのかゆみがきっかけとなっているようです。特に夜間、暑さでかゆみが増すことで無意識のうちに掻いてしまっていることが、症状の進行につながっています…

 夏風邪の流行

院長です。今週に入り、毎日暑いですね。そして突然の雨。しばらくはこんな不安定な天候が続きそうです。
さて、報道でもご存知かと思いますが、夏風邪、特に手足口病が流行しています。手足口病はその名の通り、手のひら、足のうら、口に中に小さな水ぶくれができる病気です。水ぶくれはおしりや膝にできることもあります。ときに高熱が出ることもあり、また、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。同じよう…

 喫煙は「ニコチン依存症」という疾患です。

院長です。禁煙外来を始めたので、このブログで喫煙に関することを述べていきたいと思います。
昨年、閣議決定された「がん対策推進基本計画(変更案)」で喫煙者率の削減目標が設定された際、JT(日本たばこ産業㈱)はその声明を出し、その中で「たばこは合法的な嗜好品であり、喫煙するかしないかは、適切なリスク情報に基づいて、成人個々人が自らの健康に与える影響を勘案して判断すべきものです。」と述べていま…

 禁煙外来を始めます

院長です。突然ですが、禁煙外来を始めました。当院で保険診療による禁煙治療を受けることができます。「小児科で禁煙外来?」と思われる方も多いかと思います。きっかけは、親の喫煙が子どもに悪影響を及ぼすことが明らかであること、にもかかわらず喫煙がいまだに「嗜好」として扱われ本当のことが一般に伝わっていないこと、そして私自身が直接禁煙にかかわりたいと考えたからです。また、すでに子どもをもつ親御さんだけでなく…

 夏場に23℃は…

院長です。  先日の「汗疹(あせも)について」の最後の所で、エアコンの使用について書きました。実は外来で、しばしば「夏場のエアコンの使用」について質問を受けます。その多くは、夜もエアコンをつけたままでいいのかどうか、ということです。心配されているのは、それにより風邪をひきやすくなることはないのか、風邪の症状が悪化することはないのか、ということのようです。風が直接体に当たらないように、冷えすぎないよ…

 花を咲かせましょう

院長です。 今日、厚生労働省から「子ども虐待による死亡事例等の検証結果(第9次報告の概要)及び児童虐待相談対応件数等」が発表されました(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000037b58.html)。2012年度、全国の児童相談所に寄せられた虐待の相談件数は66,807件で過去最多、22年…

 「汗疹(あせも)」について

院長です。今日は朝から蒸し暑いですね。夜も25℃くらいまでしか下がらず湿度も高く、皮膚のトラブルが起きやすい状況です。
「汗疹(あせも)」は、汗が蒸散しにくい環境で、汗管(汗腺でできた汗を皮膚の表面まで運ぶ管)が閉塞することで、汗管内に汗が貯留し周囲組織に漏れ出るために生じます。汗をかきやすく蒸散しにくいところ(頸部、そけい部、肘、膝など)によくできます。直径2~3㎜の赤い丘疹(中央に小…

 夏のスキンケア

院長です。  2日続けて熱帯夜から解放され、過ごしやすい夜でした。湿度も低めで、このままであればいいのになあ、と思いますが、来週は曇りや雨の予報の日が多く、蒸し暑くなりそうです。
 今週は手足口病をはじめとする夏風邪で受診される方が多かったように思いますが、今日から夏休みのようなので、しばらく小康状態に入るのかもしれません。一方でこの時期からは、皮膚のトラブルが起こりやすい時期。「とびひ…

 B型肝炎ワクチン

院長です。今日はB型肝炎ワクチンのことについてお話しします。  
 B型肝炎とはB型肝炎ウイルスの感染によっておこる病気です。感染経路は、分娩の時の母親から子どもへの感染、父親や家族や友人など周囲の人からの感染、ウイルスに汚染された血液の輸血や性行為などでの感染が知られています。血液以外に唾液、涙などの体液からも感染します。乳幼児期(特に3歳未満)に感染すると慢性の感染(キャリア:ウイル…