カテゴリー: 感染症

 昨日は新型コロナワクチン接種でした

院長です。 昨日は、当院での新型コロナワクチン個別接種の日(3度目)でした。当院では、土曜日の午前診の最初の45分間を使って、1バイアル6名分の接種を行っています。小児科クリニックということもあり、主に中学生と高校生が接種に来られています。12歳以上が対象ですから、これから12歳の誕生日を迎えるお子さんは、誕生日以降に接種が可能となります。12月までの予約枠は埋まりつつありますが、来年2月まで行…

 新型コロナワクチン個別接種、そして心筋炎・心膜炎

院長です。 今日の午前診の最初の30分間に、当院での新型コロナワクチン個別接種を行いました。今日が初めての接種でしたので、職員も私も少し緊張しましたが、ご予約くださった皆さんが予約時刻通りに来院してくださり、滞りなく接種を終えることができました。幸い副反応を発症された方はなく、胸をなでおろしました。 通常の診察を9時45分からに変更していたため、診察を希望して受診してくださる方にはご不便をおかけ…

 新型コロナウイルス感染:京都府の現状

院長です。 一昨日から今朝にかけて、新型コロナワクチン個別接種に関するアンケートにご協力いただき、ありがとうございました。こちらの不手際でメールでのお知らせが1日遅れて昨夜となってしまい、申し訳ありませんでした。一旦締め切らせていただきますが、接種希望や不明な点等がありましたら、今後も遠慮なくお問い合わせください。当院での個別接種については、詳細が決まりましたらお知らせいたします。 京都府内に…

 HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種に関する補足

院長です。 先日のブログで、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種についてお伝えしました。その時に、「HPVワクチンは3回の接種が必要で、3回目の接種は1回目の接種の6か月後となっています。来年3月中に3回目の接種を終えるためには、9月中に1回目の接種を行う必要があります」と書きました。 その後に、「娘が高校1年生でHPVワクチン接種を考えているが、先に新型コロナワクチンの接種を済ませたい。そ…

 精華町での新型コロナワクチン接種:まもなく集団接種が終わります

院長です。 クリニックのある精華町での新型コロナワクチンの集団接種は、10月に終了します。その後はクリニックなどでの個別接種に移行していくことになりますが、一度に接種できる数に限りがあり、希望するタイミングで接種できない可能性が大きいのではないかと思っています。 子どもたちの新型コロナワクチン接種について、さきほどブログにアップしました。ぜひお読みいただき、接種を前向きに考えていただきたいと思いま…

 子どもの新型コロナワクチン接種について

院長です。 子どもの新型コロナウイルス感染症例の報告が増えていることは、前日のブログでも触れた通りです。今日は、子どもたちの新型コロナワクチン接種について考えたいと思います。 先日、日本小児科学会が発表した『「データベースを用いた国内発症小児 Coronavirus Disease2019(COVID-19) 症例の 臨床経過に関する検討」の中間報告』の内容を、そこからのデータを引用してお伝え…

 HPVワクチン接種に関して

院長です。 子宮頸がんの発症を予防するHPVワクチン接種に関して、昨日、下記のようなニュースが流れました。 子宮頸がんワクチン、積極的な接種呼びかけ再開に議論準備 HPVワクチンは定期接種であるにもかかわらず、長い間、接種の積極的勧奨が控えられてきています。上記の記事の中にもありますが、国に対して下記のような働きかけがあり、その後に厚労大臣が発言したものでした。 HPVワクチンの積極的勧奨…

 子どもの新型コロナウイルス感染症について

院長です。 新型コロナウイルス感染症が全国的に蔓延し、この地域でも患者さんの数が大幅に増加しました。 現在の第5波の特徴としてまず、高齢者にワクチン接種が進んだ結果として高齢者の発症や重症化が減少していることがあげられます。感染拡大の中心は20~40歳代となっています。いわゆるデルタ株が感染の主体となっており、これまでの株では比較的少なかった30歳代から40歳代での重症例がみられています。そし…

 RSウイルス感染症の流行

院長です。 既にご存知の方も多いのではないかと思いますが、全国的にRSウイルス感染症が流行しており、この地域では全国平均よりも多くの感染者が出ているようです。 RSウイルス感染症は呼吸器の感染症で、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児が少なくとも1度は感染するといわれています。 潜伏期間は4~5日で、感染経路は飛沫感染や、ウイルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、スイ…

 新型コロナウイルス:変異株と若年者の感染

院長です。数日前に、新型コロナウイルス感染症による20代の男性の方が亡くなったとの報道がありました。年齢が若く基礎疾患が無かったということもあり、報道でも大きく取り上げられていました。 現時点で、新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子として明らかなものは、下記のとおりです。 ・65 歳以上の高齢者 ・悪性腫瘍 ・慢性閉塞性肺疾患(COPD) ・慢性腎臓病 ・2型糖尿病 ・高血圧 ・脂質異常…