カテゴリー: ブログ

 体調が悪くなったら

院長です。 緊急事態宣言が出されて1週間が経ちました。新型コロナウイルスの潜伏期を考えると、その効果はこれから見えてくるのだろうと思います。 さて、京都府でもここのところ毎日のように、新たな感染者が報告されています。この状況下で、ご自身の体調が悪くなったとき、お子さんの体調が悪くなった時にどうすればいいのか。一般的なことについては、これまでも繰り返し情報発信されていますのでご存知かと思いますが、…

 これから私たちがすべきこと

院長です。 新型コロナウイルス感染症の拡大のため緊急事態宣言が出され、関西でも大阪府と兵庫県が対象となりました。ここ京都府でも緊急事態宣言に準じた対策が必要だと考えられることから、知事から要請が出されましたね。では、これから私たちはどのように行動すればよいのか。新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会(政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された専門家の有志の会)…

 わたちたちの出番です(その3)

2回に分けて公開されている資料を引用させていただき、新型コロナウイルス感染症について、私なりにできるだけわかりやすく解説したつもりです。是非ともわかっていただきたいのは、感染してもほとんどの人は他の人に感染させていないこと。そして”三密”と言われる状況に近づかないことがとても重要である、ということです。 さて、新型コロナウイルスとのたたかいは、これからも続きます。日本での状況をみれば、これからが…

 わたちたちの出番です(その2)

前回の続きです。引き続き以下の資料の一部を引用させていただき、私なりに説明したいと思います。 資料①:「COVID-19 への対策の概念」:新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する厚生労働省対策推進本部クラスター対策班 東北大学大学院医学系研究科・押谷仁 (2020 年 3 月 29 日暫定版) 資料②:「COVID-19 積極的疫学調査実施要領(暫定版)と蔓延防止」大東文化大学 中島一敏…

 わたちたちの出番です(その1)

院長です。 毎日のように新型コロナウイルスに感染した人の報告が続き、不安が大きくなっている方が多いのではないかと思います。感染予防対策として最近強調されているのが、“三密”の回避ですね。すなわち、「換気の悪い密閉空間」「多数の人が集まる密集場所」「間近で会話や発声をする密接場面」を避けましょう、というものです。新型コロナウイルス感染症を収束に向かわせるためには、今後は特にこの“三密”の回避が重要に…

 新型コロナウイルス感染症とBCG接種について

院長です。 昨日、何件かの問い合わせがありました。その内容は「大人のBCG接種ができますか」というものでした。 なぜだろうと思って調べてみたのですが、国別のBCG接種の状況と新型コロナウイルス感染症による死亡者数に逆相関がみられる、つまりBCG接種を行っている国ほど新型コロナウイルス感染症による死亡者数が少ないことから、BCG接種が新型コロナウイルス感染症に効くのではないかということが話題になって…

 社会を構成する一員として

院長です。 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりませんね。今日までに国内でも0歳児の感染者の報告があり、不安に感じておられる方も多いことと思います。小児の感染例の報告が増えていますが、この新型コロナウイルス感染症の基本的な特徴が変わったわけではないと思います。対策についても、これまで通りだと考えてもらってよいと思います。 今日行われた専門家会議の中で副座長の尾身茂先生から、「社会を構成する一員とし…

 先日のおはなし会

院長です。 一昨日は、今月の「小児科の先生とおはなししよう」の日でした。今月のテーマは「コロナウイルス感染症と感染対策」でした。これまでのブログでもお伝えしてきましたが、さらに詳しい内容を直接お伝えしたいと思いました。新型コロナウイルス感染症に関する現時点での最新情報とともに、日々の生活の中で行うことができる感染対策について、できるだけ具体的にお伝えしました。 報道では、日々新たな感染者が報告され…

 受動喫煙の害

院長です。 「親の喫煙が子供の野球肘の一因に!?(https://article.auone.jp/detail/1/6/10/92_10_r_20200210_1581331101711388)」という記事を読みました。周囲の大人の喫煙による受動喫煙が、子どもが野球肘(離断性骨軟骨炎)を引き起こす原因の一つではないかという説が有力になっているそうです。喫煙は局所の血行障害を引き起こしますから、そ…

 昨日のおはなし会

院長です。昨日、「小児科の先生とおはなししよう」を開催しました。テーマは「乳幼児期の発達に関すること」でした。 今回は、どのようなことをきっかけに発達の遅れが気になりはじめるのか、いわゆる発達障害と呼ばれる疾患について、そして発達障害と混同されがちな愛着障害についてお話ししました。発達障害の子どもが増えているといわれていて、原因としてさまざまな事が指摘されていますが、その中には診断基準が変わったこ…