院長です。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりませんね。今日までに国内でも0歳児の感染者の報告があり、不安に感じておられる方も多いことと思います。小児の感染例の報告が増えていますが、この新型コロナウイルス感染症の基本的な特徴が変わったわけではないと思います。対策についても、これまで通りだと考えてもらってよいと思います。
今日行われた専門家会議の中で副座長の尾身茂先生から、「社会を構成する一員として役割を果たしていきましょう」という呼びかけがありました。政府や自治体が行うべき対策は、時機を逸することなく行ってもらいたいものですが、それがどのようなものであっても有効なものとなるかどうかは、私たちひとりひとりの行動に懸かっているのだと思います。
私は一診療所の経営者でもありますから、多くの方々が困っておられる状況にあることは十分に理解しているつもりです。その上で思っているのは、今は、まずこの感染症を終息に向かわせる道筋をつけることが何より最優先事項だということです。尾身茂先生がおっしゃった「社会を構成する一員として役割を果たしていきましょう」という言葉は、私たちの現状を理解した上での発言だと私は理解しています。
新型コロナウイルス感染対策に関する有益な情報があれば、できる限りこのブログでもお伝えしたいと思っています。皆さんもそれぞれに対策を正しく理解して、油断することなく、共にできることを地道にやっていきましょう。
ちょうど1年前の今日、新たな元号が発表されました。新しい時代に希望を抱いたことを想い出します。1年後の日本がこんなことになっているとは、夢にも思いませんでした。これからの私たちの行動の結果は、2週間後くらいに結果として現れるといわれています。そのころに、明るい兆しが少しでも感じられるようになっていればと願っています。 (2020.4.1.)