院長です。
先々週と先週に発売された週刊誌で、母乳のこと、そしてカンガルーケアのことが取り上げられていました。趣旨は「赤ちゃんにとって大変危険なものだ」というものです。新聞広告で記事の掲載を知り購入して読んでみましたが、予想通りの医師の主張に基づくものでした。裏付けの取材が全く無く一方的な内容で、批評にも値しないものです。このような記事を掲載するのは、週刊誌だから仕方ないのかなあ。でも、不安を煽るために書かれたような記事なので、一般の人たちがその内容を信じてもおかしくないと思います。一つの事柄について、いろんな見方や考えがあるのが自然で健全だと思いますが、これは違います。影響が気になったので、今週の「小児科の先生とおはなししよう」での僕の話のテーマも、「カンガルーケアの実際」とさせていただきました。是非参加くださればと思いますが、人数に限りがあります。このホームページの「お問い合わせ」からご連絡いただければ、疑問や不安にお答えします。このような誤った情報が広まることのないよう、切に願っています。 (2014.11.8.)