1年の終わりに

院長です。

昨日、今年最後の診察を終え、今日から冬期休暇をいただいております。

今年一年を振り返ると、コロナ禍の真っただ中にずっといたように感じています。幸い、当院で陽性確認され自宅療養となった方の中に入院が必要となった方は無かったものの、症状が長期間続いた方や後遺症がみられた方がおられました。やはり普通の風邪ではないと思います。来年にはインフルエンザと同様の扱いになると考えられていますが、今の中国での感染爆発の状況を考えると、新たな変異株が持ち込まれる可能性もあり、しばらくは基本的な感染対策が必要と思われます。

そんな中で、助産院では今年も新たな命を迎えることができました。お産の99%以上が病院や診療所で行われる今の日本では、助産院でのお産は今や『絶滅危惧種』の感があります。しかし、小児科医としての視点から言っても、そこには『命を繋ぐという本来のお産の姿』があります。より多くの方に助産院の良さを知っていただきたいですし、病気ではないお産を助産院で行うという選択肢は、今後も維持していかなければならないと考えています。

新型コロナウイルスの流行が始まって以降、さまざまな制限により当院での催しが行えない状況が続いてきました。来年には、そのような機会も再開したいと思っています。ホームページやブログを通じての情報発信も、もっと充実させなければと思っています。11年目に入り、来年はまた新たな気持ちで頑張りたいと思います。くわはらこどもクリニックと悠育助産院を、今後ともよろしくお願いいたします。

今年も本当にありがとうございました。新年は1月5日(木)から診療を開始します。皆さま、よいお年をお迎えください。
(2022.12.30)