予防接種に関する変更点

院長です。皆さん、お元気でしょうか。
さて、10月から予防接種に関する変更点があります。
1つは、ロタウイルスワクチンが定期接種になること。今年の8月以降に生まれた赤ちゃんが対象となります。
もう1点は、接種間隔についてです。これまで、ワクチン接種後に次のワクチンを接種するまでの間隔は、生ワクチンを接種した場合は27日以上、不活化ワクチンを接種した場合は6日以上の間隔を空けなければなりませんでした。これが、注射の生ワクチンを接種し、次に注射の生ワクチンを接種する場合は、これまで通り27日以上の間隔を空けなければならないのですが、この組み合わせ以外については、制限なしに変更となりました。但し、同じ種類のワクチンを続けて接種する場合は、これまで通りそれぞれのワクチンで定められている間隔を空けることとなっています。接種するワクチンが多い0歳児については、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチンなど続けて接種しなければならないものが多く、これまで通りの間隔を空けることが必要です。同時接種の必要性についても、これまでと大きくは変わらないものと思います。
参考資料をリンクしておきますので、こちらもお読み下さい。不明な点があれば、遠慮なくご連絡ください。 (2020.9.10.)

ロタウイルスワクチンの定期接種化について 改正後の接種間隔