助産院で赤ちゃんが生まれました

院長です。

　昨日の早朝、悠育助産院で赤ちゃんが生まれました。とても元気な女の子でした。

　何度お産に立ち会っても、緊張します。しかしそれ以上に、赤ちゃんに会えたときの喜びの方が大きい。これも毎回変わりのない思いです。お産に立ち会うたびに、この仕事につかせてもらえている幸せを感じます。

　今朝の診察で、赤ちゃんが順調に経過してくれていることを確認してきました。わずか１週間足らずの入院期間の間に、赤ちゃんは日々変化し成長していきます。同時にお母さんも、育児の体と心へと変化していきます。この期間をご一緒できることは、ほんとうに貴重な経験となっています。

　実は、赤ちゃんのお父さんは、わたしが新生児科医としてNICU（新生児集中治療室）に勤務していた時に、早産児として入院されていました。主治医はわたしの後輩の医師だったので、わたしは指導医として間接的に関わっていました。今回、ご縁があって、わが助産院でのお産を選んでくださったのです。長年、小児科医としてお産に立ち会ってきましたが、こんなご褒美をいただけるとは思っていませんでした。

　明日の朝、赤ちゃんがどんな表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。