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予想以上の順調な経過で、無事に退院されました。

院長です。

 10月12日の早朝に当院(悠育助産院)で生まれた赤ちゃんは、10月16日に無事に退院されました。

 予定日より2日遅れてのお産でした。お父さんの立会いの下、入院後2時間足らずで元気に生まれてきてくれました。

 赤ちゃんは少し小柄だったので、授乳がうまく進んでくれるか心配でしたが、生後3日目には体重が増え始めるくらいに母乳を飲んでくれました。お母さんが上手に導いてくれたのだと思います。黄疸などの問題も無く、予定通り生後4日目の退院となりました。

 短い入院期間ですが、時間の経過とともに赤ちゃんの表情は変わっていきます。最初はおとなしい印象でしたが、徐々に活発に動くようになり、泣き声も大きくなっていたように思います。母乳を飲むようになり、その量が増えてくると、おしっこ・ウンチの回数や性状が変わり、皮膚の感触にも違いが感じられるようになります。授乳の前の「飲みたい!」と訴えているような表情と、飲み終えた後の満足した表情の違いが、はっきりとこちらにも感じられるようになっていました。

 この間に、お母さんの体も、産後の赤ちゃんとの生活のための体に変わりつつあります。産後のホルモンの劇的な変化のために、精神的な不調をきたしてしまう場合もありますが、赤ちゃんと一緒に過ごし、授乳を通して赤ちゃんから体にも刺激をもらうことが、お母さんのこころとからだを回復・安定へと導いてくれているようです。何にも邪魔されることなく母と子が二人きりで過ごすことができる、貴重な時間なんですね。

 退院の日、お母さんの表情がとても晴れやかで、ホッとしました。お父さんとお兄ちゃんも、とても喜んでくれていて、こちらも心から嬉しくなりました。次に会えるのは、健診の時になります。これからどのような成長を見せてくれるのか、今度会うときにはどんな顔になっているのか、今から楽しみです。

(退院の際に撮った写真を、ご家族の許可を得て掲載します。一緒に写っているのは、当院の助産師と、いつも分娩の介助もしてくれている当院の看護師です。)

 

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