りんご病

 ご無沙汰しております。院長です。
 一部でいわゆる”りんご病”(正式には「伝染性紅斑」といいます)が流行しているようです。先週あたりから、受診される方が多くおられます。
 りんご病は、厚生労働省から出されている”保育所における感染症対策ガイドライン(2018年度版)”によれば、「医師の診断を受け、保護者が登園届を記入することが考えられる感染症」に分類されています。詳しい説明は…

 夏休み

 院長です。今日からお盆休みで、長期にお休みをとられる方も多いのではないでしょうか。ニュースでも、帰省ラッシュのことが取り上げられていました。
 当院の夏休みは、今年は少し遅めの時期にさせていただきました。ですので来週は、通常通りに診療しております。この時期は夏風邪で、あせもやとびひで、受診される方が多くなっています。子どもたちは体力があるとはいえ、この猛暑では油断すると熱中症になりかね…

 健やかな成長のために

 院長です。
 今月の「小児科の先生とおはなししよう」は、赤ちゃんの成長に関することをテーマとしました。
 赤ちゃんの成長というと、母子手帳にある成長曲線が思い浮かぶのではないでしょうか。健診の際の計測値を、グラフに記入されている方も多いかと思います。例えばその時の計測値、一番多いのが体重の場合なのですが、基準とされるグラフの色のついた部分の下の方であったり、上の方であったり、…

 夜尿症

 院長です。
 昨日の午後、今月のおはなし会を行いました。テーマは「夜尿症と便秘」。今日は夜尿症について、少しお伝えしたいと思います。 
 夜尿症の定義は、「5歳以上の子どもで、1か月に1回以上のおねしょ(就寝中の尿漏れ)が3か月以上続くもの」とされています。一般的な排尿機能の発達ですが、1歳6か月前後に膀胱内圧の上昇により尿意を感じるようになり、尿意を伴った反射的な排尿になり…

 胡蝶蘭の花

院長です。ご無沙汰しておりました。
今年も胡蝶蘭の花が、きれいに咲いてくれました。満開になって、もう1か月くらい経過しています。クリニックの1周年記念にいただいたものが、決して形はよくありませんが、その後も毎年咲いてくれています。しばらく楽しめそうです。待合の廊下の奥に飾っています。

 アレルギーと片頭痛

 院長です。  片頭痛は、脳の血管・神経の過敏反応により引き起こされる頭痛で、大人の場合は基本的に片側性なのですが、18歳未満では両側性であることが多いとされています。それほど頻度は多くないものの、当院でも頭痛を主訴に来院されるお子さんがおられます。発熱もなく、他にも特に誘因は見当たらず…。痛みに対しての投薬でしばらく経過観察になることが多いのですが、実は片頭痛を訴えて受診する小児・思春期のお子さ…

 令和の時代を迎えて

 院長です。長らくご無沙汰しておりました。
 平成の時代が終わりをつげ、今日、令和の時代が幕をあげました。私は平成元年5月に医師として歩み始めましたので、個人的には、平成の時代は医師として歩んできた時代と言えます。31年目というと、一般には十分にベテランの域に達している年代ですが、研修医のころに私を指導してくださった先生方のことを思い起こすと、今の自分はまだその域には遠く及ばない状態であ…

 児童虐待に関すること

 院長です。あくまでも私見として、お読みいただければと思います。
 児童相談所での児童虐待相談対応件数は年々増え続けており、平成29年度には13万件を超え、前年度より1万件以上増加しています。このような状況に対する行政の対応は、ソフト面でもハード面でも追いつけていないのが実状だろうと思います。そんな中、千葉県で10歳の女の子が自宅で父親から身体的虐待を受け、亡くなるという痛ましい事件があ…

 「加熱式たばこ」による受動喫煙

 院長です。今日の午後、「小児科の先生とおはなししよう」を開催しました。今回は「受動喫煙の影響:加熱式たばこを中心に」というテーマでした。
 これまでの紙巻きたばこの喫煙による健康被害については医学的にも証明されており、2020年4月に施行される新たな受動喫煙防止法が成立したところです。この法律のなかで加熱式たばこ(商品名:アイコス、グロー、プルーム・テックなど)は、「たばこのうち、当該…

 今週の「小児科の先生とおはなししよう」

 院長です。今週の金曜日(1月25日)の「小児科の先生とおはなししよう」は、受動喫煙の影響をテーマとしました。今回は特に新型タバコ【IQOS(アイコス)やPloom TECH(プルームテック)など】に関することを中心にお話させていただく予定です。これまでの紙巻きたばこに比べて有害物質が大幅に減少しているかのような宣伝がなされていますが、人体への悪影響は変わりなく、特に乳幼児への受動喫煙による影響は…