ファシリティドッグ

院長です。昨日、テレビで「ファシリティドッグ」についての特集を見ました。初めて聞く名前。ファシリティドッグについては、以下のような説明がされています。(以下、http://www.sokids.org/ja/より引用)。

「ストレスを抱えた人々に愛情と安らぎを与えるよう高度に訓練された犬です。ファシリティドッグの主な仕事は、知らない人に自分の体を触ってもらい、それを楽しんでもらうことです。特に子どもは動物を抱きしめることが大好きで、このスキンシップには子ども達のストレスを減らし元気づける効果があることが、研究により明らかにされています。ファシリティドッグの大きな特徴は、病院など毎日同じ施設に勤務し、その施設での個々のニーズに合わせた活動を行えること、時々訪問して触れ合うという短い時間ではなく、多くの時間を同じ犬と繰り返し過ごしていただけることです。勤務する施設のスタッフとして扱われ、患者との交流などを業務として行います。」

 日本では2頭だけ。1頭は静岡県立こども病院に、もう1頭は神奈川県立こども医療センターに「常勤」しているそうです。昨日の番組では、静岡県立こども病院に勤務している「ヨギ」くんが紹介されていました。ヨギくんに元気づけられている子どもたちの姿、みんながヨギくんを待っている、そんな感じで、闘病中の子どもたちの精神的な支えの一つになっていることがはっきりと感じられました。
 疾患の重症度に関わらず病院を受診することは、子どもたちにとっては大きなストレスです。スタッフの皆はいつも、そんな子どもたちのストレスを少しでも和らげようと、あの手この手を尽くしてくれています。振り返って、自分にはそのような視点・働きかけが足りなかったなあ、と反省させられた次第です。さて、何から始めましょうか?