院長です。今週に入り、毎日暑いですね。そして突然の雨。しばらくはこんな不安定な天候が続きそうです。
さて、報道でもご存知かと思いますが、夏風邪、特に手足口病が流行しています。手足口病はその名の通り、手のひら、足のうら、口に中に小さな水ぶくれができる病気です。水ぶくれはおしりや膝にできることもあります。ときに高熱が出ることもあり、また、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。同じような病気として、ヘルパンギーナがあります。高い熱が数日続くことが多く、のどの奥に水ぶくれができ、痛みで食べられなくなります。いずれの病気もウイルス感染によるものなので、水分を十分に取り、食べやすいものを与え、自然に症状が治まるまで様子を見ることになります。発熱が3日以上続いたり、嘔吐がみられ水分が取れないような場合は受診するようにしてください。登園停止基準については、「咽頭内でのウィルス増殖期間中飛沫感染するため、 発熱や咽頭・口腔所見の強い急性期は感染源となる。 解熱し全身状態が安定していれば、登園(校)停止の 意義は少ないので登園(校)可能である」とされています。発熱が見られるとき、口の中が痛くて食べられない間は、休むようにしてください。水ぶくれがみられるだけであれば、休む必要はありません。