院長です。秋も深まり、インフルエンザの流行期が近づいてきました。そこで今回は、「咳エチケット」について触れたいと思います。
「咳エチケット」とは、新型インフルエンザ対策として厚生労働省が呼びかけ始めたもので、ポイントは以下の3点になります。
「咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむける」
「使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に捨てる」
「症状のある人は、マスクを正しく着用し、感染防止に努める」
よく間違われることとして、マスクの着用があります。感染対策として有効性が認められているのは、「症状のある人のマスクの着用」であって、健康な人が予防的にマスクを使用することについては、推奨されていません。チャイルド・リサーチ・ネットのホームページにも、以下のような記事が出ています。
インフルエンザのような飛沫感染をする感染症の予防策としては、十分な休養や、手洗い・うがい、そして部屋の湿度を適切に保つことが大切です。厚生労働省からも、以下のようなパンフレットが出されており、咳エチケットにも触れられています。
本格的な流行を前に、十分な備えをしていただきたいと思います。 (2016.11.20.)