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赤ちゃんが元気に生まれました

院長です。

ご報告が遅くなりましたが、当院併設の悠育助産院で、赤ちゃんが誕生しました。

6月下旬の早朝。外は激しい雨と風、そして雷が鳴り響く嵐でした。しかし、お産のお部屋の中は、とても穏やかな時間が流れていました。

ご家族に見守られながら、赤ちゃんは無事に生まれてきてくれました。

生まれた直後、一瞬だけ元気な泣き声が聞こえました。その後すぐにお母さんの胸に抱かれると、不思議なくらい静かになり、それ以降はまったく泣くことがありませんでした。

もちろん、赤ちゃんは生まれたら大きな声で泣くことが多く、それが普通です。しかし、ごくまれに、呼吸が最初からとても安定し、お母さんに抱かれたまま穏やかに新しい世界へ適応していく赤ちゃんに出会うことがあります。

今回もまさにそのようなお産でした。

呼吸は終始落ち着いていて、皮膚の色もあっという間にきれいなピンク色になり、お腹の中から外の世界へ、とても自然に移行してくれました。

赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても、きっと一番よいタイミングで生まれてきてくれたのだろうと感じました。

入院中もお母さん、赤ちゃんともに順調に過ごされ、予定どおり退院されました。

先日、生後2週間健診で再会しましたが、とても元気で、体重も予想以上に増えていました。

この調子なら、生後1か月健診では見違えるほど大きく成長していることでしょう。今から再会が楽しみです。

以前のブログでも触れましたが、このように生まれてからほとんど泣かなかった赤ちゃんに出会ったのは、私の長い小児科医人生の中でも今回が二人目です。

もう二度と経験することはないかもしれないと思っていましたので、とても貴重な経験をさせていただいたと感じています。

現在、日本ではほとんどのお産が病院や診療所で行われています。

それは、お母さんと赤ちゃんの安全を守るために、とても大切なことです。私自身、新生児医療の最前線で診療に携わっていた経験があるからこそ、その意義を強く実感しています。

一方で、お産は本来「病気」ではありません。

医療による安全性を大切にしながらも、本来お母さんと赤ちゃんが持っている力を最大限に引き出すお産があることを、実際に目にする機会は決して多くありません。

私自身、この助産院でそのようなお産に立ち会うたびに、新しい発見と学びがあります。

こうした経験は、これから赤ちゃんを迎えるご家族にとっても、そして私たち医療者にとっても、大切な意味があるように感じています。

このことについては、また改めてお話ししたいと思います。

今日はこの辺で。

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