院長です。今週に入っても、毎日暑い日が続いていますが、週末は雨の予報。雨嫌いの私でさえ、少しホッとしているところです。 さて、今日は喫煙に関することでひとこと。公開中の映画『風立ちぬ』の中での“喫煙シーン”に、NPO法人 「日本禁煙学会」が要望書を出した件が話題になっています。私自身はこの映画を見ていませんので、この件に関してのコメントはできませんが、ネット上での動向では「問題は無い」とする意見が圧倒的に多いようです。 喫煙の子どもに対する影響としては、「乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が増す」「気管支炎・肺炎などの下気道感染症を発症しやすくなる」「幼児喘息を発症しやすくなる」「中耳炎を発症しやすくなる」などが指摘されています。親や周囲の人の喫煙により、子どもが病気にかかりやすくなっているだけでなく、命の危険にもさらされているといっても言い過ぎではありません。 映画をきっかけに喫煙に関する様々な意見が飛び交っていますが、禁煙の必要性や価値はゆるぎないものであり、誤ったメッセージが届かぬようにと願っています。