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「妊婦さんが受けるRSウイルスワクチン(アブリスボ)」について

 院長です。RSウイルス感染症に関する3回シリーズの最終回です。今回は、妊婦さんが受けるRSウイルスワクチン(アブリスボ)に関する情報をお届けします。

 「アブリスボ」は、お母さんが妊娠中に接種することで、お腹の赤ちゃんに免疫(抗体)をプレゼントし、生まれた後の重症化を防ぐ画期的なワクチン(母子免疫ワクチン)です。今年の4月から定期接種となり、公費による接種が可能です。

                              (Geminiによる作画)

定期接種の対象

 アブリスボは、妊娠中の限られた期間にのみ接種できます。

  • 定期接種の対象: 妊娠28週0日〜36週6日までの妊婦の方

「2週間」のルールに注意!
 お母さんの体で作られた抗体が赤ちゃんにしっかり移行するまでには、約2週間かかります。そのため、出産の2週間前までには接種を済ませておくのが理想的です。妊娠37週に入るといつ生まれても不思議ではないので、できれば妊娠34週までに接種することが望ましいと言えます。

                          (Geminiによる作画)

どれくらい効果があるの?

 臨床試験や近年のデータでは、生後半年までの赤ちゃんを守る高い効果が確認されています。

 もっともリスクの高い「新生児期〜生後数か月」をピンポイントで強力に守れるのが最大のメリットです。

副反応は?

 ワクチン接種後に、以下のような副反応がみられることがあります。

 ワクチンは薬事承認の段階で有効性・安全性についての知見が得られています。また審議会において専門家による定期的な評価が行われており、現時点では重大な懸念は認められないと評価されています。

抗体製剤との違いは?

 生まれた瞬間から予防ができること、生後間もない赤ちゃんに痛い思いをさせずに済むこと、これらの理由から、母子免疫ワクチンの接種が公費負担の対象となりました。

まとめ

 「赤ちゃんに直接注射するのはかわいそう…」と抵抗がある方にとっても、お母さんが受けるだけで守ってあげられるこのワクチンは、非常に心強い味方です。

 4月1日から、当院でもアブリスボの定期接種が可能となります。ネット予約が可能ですので、ご希望の方はご予約をお願いします。

 また、「自分の週数だといつまでに予約が必要かな?」など、具体的なスケジュールでお困りであれば、母子手帳の週数を確認しながら一緒に計画を立てることもできます。遠慮なくご相談ください。   

                           (Geminiによる作画) 

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