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アレルギー、スキンケアブログ
花粉症の「初期療法」について
院長です。
今年も花粉症の季節が近づいてきました。花粉症のある方にとっては、気が重くなる時期かと思います。そこで今回は、最近になり一般的になってきた「初期療法」についてお伝えしたいと思います。
初期療法とは?
花粉症の初期療法とは、症状が出る前から対策を始めるというもので、最近になり一般的になってきました。具体的な内容とポイントを以下にまとめました。
初期療法を始めるタイミング
一般的に、「花粉が飛び始める1週間前」、または「鼻が少しムズムズするなど、症状がわずかに出始めた時」に開始することをお勧めしています。
スギ花粉の場合: 地域によりますが、1月下旬〜2月上旬頃からスタートするのが目安です。
基準: 花粉飛散予測日をチェックし、その1週間から薬を飲み始めます。
☆今年のスギ花粉の飛散開始時期と飛散量の予測
最新の気象予測(2026年1月中旬発表)によると、近畿地方の飛散開始は2月中旬~下旬となっています。飛散量は、平年(過去10年の平均)に比べると、やや多いと予想されています。
今年のスギ花粉の飛散開始予測から考えると、スギ花粉症の方は、1月末から2月の第1週までに開始することが望ましいと考えられます。
他の花粉に対するアレルギー性鼻炎においても、同様の考え方で対処しましょう。
主な治療薬
初期療法では、眠気などの副作用が少なく、継続しやすい薬が選ばれることが多いです。まずは第2世代抗ヒスタミン薬の服薬を開始し、効果が不十分な場合に、鼻噴霧用ステロイド薬の併用(症状によりロイコトリエン受容体拮抗薬の内服)を加えます。
| 薬の種類 | 特徴 |
| 第2世代抗ヒスタミン薬 | 最も一般的な飲み薬。くしゃみ、鼻水に効果的。 最近は眠気の出にくいタイプが多い。 |
| ロイコトリエン受容体拮抗薬 | 鼻づまり(鼻閉)が強い人に有効な飲み薬。 |
| 鼻噴霧用ステロイド薬 | 鼻の粘膜の炎症を抑える。 局所に作用するため副作用が少なく効果が高い。 |
初期療法のメリット
早めに薬を使い始めることで、体内の「免疫のスイッチ」が過剰に入るのを防ぐことができます。
・発症を遅らせる
・症状を軽くする
・トータルの薬の服用量を減らせる
おわりに
薬だけでなく、マスクの着用、帰宅時の洗顔、花粉を落としやすい上着の着用、空気清浄機の活用などを「飛散前から」習慣づけるのが効果的です。
スギ以外にも、ヒノキや雑草の花粉の影響を受けている方も多いと思います。昨シーズンまでに、花粉症の診断・治療を受けておられる方は、長いこのシーズンをできるだけ快適に乗り切るためにも、早めの服薬開始をお勧めします。