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思うこと感染症
AI搭載インフルエンザ検査機器「nodoca」の効用
院長です。
皆さんご存知の通り、インフルエンザが本格的な流行期に入っています。当初は小学校、中学校で流行が始まったようで、当院に受診されるお子さんのインフルエンザの診断には、抗原検査(鼻に綿棒を入れる痛いヤツですね)よりも、AI搭載インフルエンザ検査機器「nodoca」(https://nodoca.aillis.jp/productmovie)を利用して判定することが多くなっています。
「nodoca」は、専用カメラで撮影した咽頭画像と問診情報等をもとにAIが判定する、患者さんの痛みが少ないインフルエンザ検査です。当院では昨年導入しました。検査の際には、喉の奥の撮影に10秒くらいかかり、大きく口を開いたままの姿勢を保っていただければなりません。したがって、この機器で判定できるのは多くの場合、小学生以上となっています。
この検査の最大の特徴は、痛みがほとんど無いこと。その点が、検査を受けるお子さんにとって最大の利点だと思います。そして最近になって、検査を行うわたしにとっても、大きな効用があったと感じています。それは、診察の際に自分の眼で確認した喉の所見と、nodocaで撮影した喉の写真の所見をすぐに比較でき、更にその場で判定結果を確認できることで、インフルエンザに罹った時の喉の所見(特徴)が良く理解できるようになったことです。つまり喉を見ただけで、インフルエンザかどうかある程度の正確性で判断できるようになったことです。
これまでは、インフルエンザの検査を行うタイミングは、発症後12時間以上経ってから行うことをお勧めしていました(今年の1月8日のブログに詳しく書きました)。しかしながら今は、喉の所見によっては、発症から短い時間しか経過していなくても検査を行ってみることにしています。nodocaにより撮影された鮮明な画像を数多くみられるようになったおかげで、今更ながら臨床医として少し成長できたのかな、と感じています。もちろん正確性を考えれば、12時間以上経過してからの検査の方が良いのですが、お子さんの状態によっては発熱からの時間があまり経過していなくても、一度受診いただければと思います。