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今月のおはなし会を開催しました

院長です。

今日の午後、おはなし会を開催しました。今月のテーマは「予防接種:子宮頸がんワクチンを中心に」でした。内容としては、予防接種による集団免疫の説明の後に、子宮頸がんワクチンについてお話ししました。おはなしのポイントは、以下のようなものでした。


①出産年齢である20~30歳代の女性で一番多いがんは、子宮頸がんである。
②20~30歳代での子宮頸がんの罹患率が上昇している。
③子宮頸がんによる死亡者数が増えている。
④先進国の多くで子宮頸がんの罹患率・死亡率が低下傾向であるのに対し、日本だけが罹患率・死亡率とも上昇している。
⑤子宮頸がんの原因の90%以上が、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染である。
⑥子宮頸がんの予防には、子宮頸がんワクチン接種と、子宮がん検診の受診が大切である。
⑦子宮頸がんワクチン接種の勧奨が差し控えられる原因となった、ワクチン接種後のさまざまな症状は、「予防接種ストレス関連反応」であり、他のワクチン接種でも起こりうる。
⑧子宮頸がんワクチンは、現在使われているワクチンの中でも最も安全性のエビデンスが高いもののひとつである。

子宮頸がんワクチン接種の勧奨差し控えは、2013年6月から2022年3月までの約9年間にわたり、この間ワクチン接種はほとんど行われませんでした。この間に接種の機会を逃した方のために、公費でのキャッチアップ接種が始まりましたが、それも来年3月で終了します。このワクチンの接種率を早急に上げていかなければ、防げたはずのがんに罹患する人、妊娠・出産を諦めねばならなくなる人、そして亡くなる人が今後も変わりなく続くことになります。

子宮頸がんワクチンの定期接種の対象は、小学校6年生から高校1年生相当の女子です。接種対象の年齢になった方は、できる限り早期に接種していただきたいと思います。

本日使用しましたスライド資料を印刷したものをご希望の方は、ご来院いただければお渡しします。遠慮なくお申し出ください。(準備の都合上、事前に電話連絡いただけると助かります)

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