助産師の谷口です。
昨日は小児科で開催されている「小児科の先生とおはなししよう」の日でした。相変わらずとても暑い日でしたが、9名のお母さん方がお集まりくださいました。「母乳育児」がテーマだったこともあり、久々に私もご一緒させていただきました。たくさんお話することができ、とても楽しい時間でした。
「母乳」をテーマにすると、小さな赤ちゃんがいるお母さんが多いのかと思っていたのですが、離乳食が始まるくらいからもうすぐ4歳のお誕生日を迎えるお子さんまで、とても幅広い年齢層の子どもたちのお母さん方で、正直なところ意外でした。
でもお話をしているうちに、その理由がよく分かりました。お母さんたちはわが子におっぱいをあげながら、その行為だけでなく、そこを通して本当にいろんなことを考えておられるんだと思います。そのことに子どもがいくつかどうかは関係ありませんね。
わが子を愛おしく感じながら、そしてあれこれと試行錯誤しながら、毎日子育てに奔走されている姿がよく感じられました。
情報が氾濫するなかでそれに振り回されてみたり、周りと比べて違っていると不安になってみたり。でも昨日お越しいただいたお母さん方には、いかに個性の幅が大きいかということにお気づきいただけたのではないかと思っています。
「私とわが子」が揃って一番幸せだと感じられ、なおかつそこに自信を持って、子育てができるといいなぁと思います。そしてその二人をあたたかく包み込めるような世の中であってほしいと思います。
助産師 谷口利絵