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先天性風疹症候群と風疹ワクチン接種について

昨年の春以降、風疹の流行が続いています。風疹罹患者の8割が男性で、その多くが抗体を持っていない20代から40代ということです。風疹は発熱や発疹、リンパ節が腫れるなどの症状が出る感染症で、妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんが心臓や耳、目などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあり、実際に昨年10月以降、6人の赤ちゃんが先天性風疹症候群と診断されています(非常に多くなっています)。妊婦への感染を抑制し、先天性風疹症候群を予防するため、下記の方々への風疹ワクチンの接種が推奨されます。
・妊婦および妊娠希望者の夫(特に20代から40代)、子ども及びその他の同居家族
・10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
・産褥早期の女性
のうち、明らかに風疹に罹ったことがない、予防接種を受けたことがない又は抗体が陽性と確認されていない方。
当院併設の小児科(くわはらこどもクリニック)で、希望される方への風疹ワクチン接種を行っています。任意接種(\4500)となります。予約制ですので、希望される方は電話でご予約ください。

2013年1月31日