こんにちは。助産師の谷口です。
今年もこの季節がやってきました。
授乳に関して、「このまま続けるのか、やめてしまうのか・・・」とお母さんたちが悩む季節です。
育児休暇を終えて職場復帰するのに、子どもが1歳・2歳・3歳になってからという方もおられますが、きりのいい新年度にあわせようと計画される方も多くおられます。
今現在授乳をしておられるお母さんは、それに伴って、おっぱいをどうしようかという悩みが出てくるわけです。
保育園に入るのだから、おっぱいはやめるものだとはじめから考えているひと。
どうしようかと考えていたけれど、「入園までにはおっぱいを卒業してくださいね」と言われているひと。
やっぱりまだまだ続けたいけれど、その方法が分からず不安に思っているひと、などなど。
それぞれですね。
まずは周りの様々な意見をいったん横に置いておいて。
「私たち親子がどうしたいか」をじっくり考えてみてください。
お母さんはどうしたいですか?
お子さんはどう感じているでしょうか?どう感じているように見えますか?
もともと授乳は母と子のペアでこそ成立していることなので、その方向性はまず二人の意見を合わせて考えてみるといいと思います。
方法はたくさんあります。
もしおっぱいを卒業しようとするならば、少し前から親子ともにそして心身ともに準備をして進めていくほうがスムーズでしょう。
続けていくことを選ぶときには、その生活スタイルに合った授乳のペースやケアの方法があります。
仕事中はほとんどおっぱいのことを気にかけることもなく、帰宅後は思いっきり授乳するペースづくりをやってのけてしまうひともおられます。人間の身体って本当に不思議だと感心します。
そして、お母さんは続ける気満々だったのに、ある日突然お子さんのほうからおっぱい卒業の意思表示をして、こちら側が拍子抜けしてしまうことも。
悩むときには一度ご相談ください。
親子で「これだ!」と思える方法を見つけるお手伝いをしたいと思います。
助産師 谷口利絵