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HPVワクチンについての説明会

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)です。そのためワクチンを接種してウイルスの感染を防ぐことで、子宮頸がんを予防できると考えられています。

HPVは広くまん延しているウイルスで、我が国では年間約10000人が子宮頸がんにかかり、それにより約2900人が亡くなられるなど重大な疾患となっています。特に若い女性での発症が多いのが特徴で、最近では20~40歳代前半で特に増加しています。治療により救命できたとしても、妊娠・分娩ができなくなったり排尿障害になったりなど、様々な後遺症で苦しむ患者さんも少なくありません。

子宮頸がんの大部分は、HPVウイルスの感染を予防するワクチンによって防ぐことができます。このワクチンは、日本では2013年4月から、小学校6年生から高校1年生の女子を対象に、定期接種(国が必要と認め公費負担で接種できるワクチン)が始まりました。しかし、からだの痛みやけいれんなどの体調不良の訴えが相次いだため、現在は「定期接種は中止しないが、積極的な勧奨を差し控える」とし、現在まで続いています。しかし、副反応であると報道されたほとんどの例でワクチンとの因果関係はないと考えられており、世界的にも安全性は確認されています。非常に重要なワクチンであるにも関わらず、このような情報が行き渡らないために、接種されるお子さんは少ないのが現状です。このままの状態が続けば、防げたはずのがんによって子どもたちの将来が大きく左右されることになりかねません。

今回当院では、HPVワクチンに関する説明会を開催することにしました。子宮頸がんについて、HPVワクチンの効果と副反応について、詳しくお話させていただきます。この機会をきっかけに、ご家族で接種を検討していただければ幸いです。

日時:12月14日(土) 13時30分~14時30分

場所:くわはらこどもクリニック

  親子で参加されても、親御さん・お子さんだけで参加されても構いません。事前に電話でご予約ください(0774-98-2788、12月13日まで)。

2019年11月26日