喫煙の妊娠・出産への影響①

桑原です。 喫煙は妊娠・出産に大きく影響しますが、今回は精子および卵子への影響をお伝えしたいと思います。まず精子に対する影響ですが、喫煙は精子濃度や運動率を減少させ、奇形率を増加させます。また精子のDNAにもダメージを与え、受精卵にも影響します。卵子に対する影響としては、卵子の遺伝子異常を引き起こし、受精卵の質的低下をもたらすとされています。こういった精子・卵子への影響の結果として、不妊や流産、胎児奇形を増加させるのです。妊娠前から禁煙しなければ、喫煙の影響(もちろん受動喫煙も含みます)を免れることはできないのです。