おっぱいトラブル 「乳口炎」

助産師の谷口です。

今日はおっぱいトラブルの一つ、「乳口炎」についてお話します。

おっぱいの出口である乳口に炎症が起きている状態で、乳頭に白い点ができるので一般には「白斑」と呼ばれることが多いです。
何か白いものが詰まっているようにも見えるので、自分で何とかしようとこすったりつまんだりして頑張るお母さんもおられますが、これは取れるというものではなく治っていくものなんです。

この白い点、よく見ると水疱(白い水ぶくれのようなもの)になっていて、それが乳管を塞いでしまうため、場合によっては乳房にしこりができてしまうこともあります。
白斑は授乳すると痛みを感じることが多いです。

当院に相談に来られるおっぱいトラブルの中で多くを占めているこの白斑。
できてすぐに対応すれば改善は早く、長期化しているものは改善までに長引いてしまうので、気がついたら早めに相談されることをお勧めします。

次回は白斑の対処法や予防についてお伝え致します。