はじめまして、助産師の谷口です。
このブログを通して、私自身のことを知っていただけたらと思っています。
今日は私がなぜ助産師になったのかということについてお話します。
幼い頃から看護師さんにあこがれていた私は、高校を卒業して迷わず看護学校へ入学しました。内科・外科・救命センター・・・。実習で様々な経験をしながら、自分自身がどこへ進もうかを考えていた時に母性実習で産科へ行きました。
そこで出会った産婦さん。お産で入院してこられたとき、とても不安げで痛そうで。私は学生ながらに彼女のことがとても心配でした。
驚いたのはその方が退院される時でした。赤ちゃんを抱いたその女性は何とも言えず誇らしげで幸せに満ちていて、私には本当にキラキラとまぶしく見えたのです。数日前とはまるで別人のようでした。
「お母さんになる」って、なんてすごいことなんだろう!と思いました。と同時に、一人の女性をここまで変化させたものが何なのか、それが知りたくて仕方がなくなりました。そして迷うことなく助産師への道を選んだのです。
その後助産師になり、そして自らも母となり、今はその理由がはっきりとわかります。
看護学生時代の新鮮な驚きをいつまでも忘れず、日々お母さんと赤ちゃんのそばにいられることに感謝して、みなさんが「安心してお母さんになれるように」お手伝いができる助産師でいたいです。