小児科院長です。
先日、小児科のブログで「アトピー性皮膚炎と食物アレルギー」と題して、国立成育医療研究センターのチームが発表したアトピー性皮膚炎の発症予防に関する研究について触れたところです。この研究の前提には、以下のようなデータ(エビデンス)の存在があります。
・妊娠中の食物制限は、児の生後12~18か月時のアトピー性皮膚炎の予防効果なし。
・妊娠中の食物制限は、児の生後18か月時の卵感作の予防効果なし。
・妊娠中の食物制限は、児の生後18か月時の牛乳感作の予防効果なし。
・授乳中の食物制限は、児の生後18か月時のアトピー性皮膚炎の予防効果なし。
妊婦さんに関して言えば、妊娠中に食べるものを制限しても、生まれてくる赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の発症や卵・牛乳アレルギーの発症を予防することはできない、いうことです。ご家族にアレルギーの方がおられる場合などは気になるかと思いますが、しっかりバランスよく食べて、お産に備えていただきたいと思います。  (2014.10.9.)