院長です。
先週の土曜日にお休みをいただき、大阪で行われた「日本周産期・新生児医学会学術集会」に参加してきました。普段の診療に直接関係する事柄は少ないのですが、もとは新生児科医だったのでこの分野にはまだ関心があることと、いまもお産にかかわり続けていますから、久しぶりにぜひ参加したいと思いました。
今日までの3日間(7/13~15)行われたのですが、黄疸の管理に関するシンポジウム、併設する助産院でも行っている産後ケアに関するシンポジウム、「赤ちゃんポスト」を開設している熊本の産院の先生の講演、着床前診断(出生前診断のひとつ)に関するシンポジウム、そして今日の最後には、「次のパンデミックに備える」というテーマで忽那先生(コロナ禍の時によくテレビで解説されていた髭の先生です)の講演を聴講してきました。
この分野でも、医療はソフト面でもハード面でも弛まず進歩しており、わたしが現役の新生児科医の頃には考えられなかったことが、今では当たり前のように行われる時代になっています。一方で、医療は、人が人を対象に行うものであり、変わらないこと、変わっていはいけない大切なことがあるということも、改めて感じました。良い刺激をたくさん浴びて帰ってきました。
この経験を、明日からの診療にも活かしていきたいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
(2024.7.15)