院長です。
子宮頸がんの発症を予防するHPVワクチン接種に関して、昨日、下記のようなニュースが流れました。
HPVワクチンは定期接種であるにもかかわらず、長い間、接種の積極的勧奨が控えられてきています。上記の記事の中にもありますが、国に対して下記のような働きかけがあり、その後に厚労大臣が発言したものでした。
求められていた10月までに積極的勧奨を再開することは、先送りされることになりました。これに関していま、大きな問題が起きていることが分かっています。下記の堀向先生の記事をお読みいただきたいと思います。
子宮頸がんを予防するHPVワクチンが、入手困難になるリスクが高まっています
一刻も早い積極的勧奨の再開が待たれるところですが、まずは定期接種の期限が迫っている現在高校1年生の女の子でまだ接種されていない方は、急ぎ接種を検討ください。HPVワクチンは3回の接種が必要で、3回目の接種は1回目の接種の6か月後となっています。来年3月中に3回目の接種を終えるためには、9月中に1回目の接種を行う必要があります。さまざまな情報に接しておられると思いますが、今回リンクした記事もお読みいただき、是非検討していただきたいと思います。 (2021.9.1)