院長です。
新型コロナウイルスの感染拡大は、1年前と変わらないかのような状況となっています。これからワクチン接種が進んでいくと思いますが、一人ひとりが基本的な感染対策を確実に継続することが、何よりも重要であることはこれからも変わりません。マスクの着用が当たり前の日常となっていますが、乳幼児のマスク着用について、日本小児科学会から提言が出されました(乳幼児のマスク着用の考え方)。特に2歳未満のお子さんの着用については、以下のような危険性があります。
・呼吸が苦しくなり、窒息の危険がある。
・嘔吐した場合にも、窒息する可能性がある。
・熱がこもり、熱中症のリスクが高まる。
・顔色、呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる。
大人と同じように正しく着用することが難しい乳幼児においては、マスク着用による感染予防効果は限定的ですのでご注意いただきたいと思います。(2021.4.19)