踏ん張りどころ

院長です。

本来の春休み期間に入り、桜の開花も間近となってきましたね。新型コロナウイルスの感染拡大による自粛疲れもあり、そろそろ普段通りの生活へと戻りたくなる時期だろうと思います。私自身も、正直なところ同じ思いでいます。

一方で、関西では先週末、大阪府と兵庫県の間での不要不急の行き来の自粛が要請されました。そして今週に入り、東京での感染者の報告数が急増し、同様の要請が先ほど発表されました。このような措置の基本にあるのは、この新型コロナウイルスの特徴にあるようです。それは、ほとんど症状がない(本人が自覚できないくらいのわずかな症状しかない)感染者が、とくに若い世代の人に多いということです。子どもも含まれます。このような感染者が動き回ることにより、これからさらに感染が広がる恐れが大きいということです。

暖かくなってきて、桜の季節となり、お出かけしたくなるのは無理もありません。特にこの辺りでの感染者の報告が今のところ無く、余計にそのような気分に流されそうになります。しかしここで気を緩めてしまうと、また一からやり直し、ということになりかねません。最悪の場合、感染爆発を引き起こしかねないのです。これまで以上に、今が踏ん張りどころだと思います。それぞれに大変な思いをされていることと思いますが、このような状況をより早く終わりにするためにも、今後も皆で協力して危機感をもって取り組んでいきましょう。  (2020.3.25.)