妊娠中のインフルエンザワクチン接種

院長です。
妊娠している女性でも、インフルエンザワクチンを接種することは重要です。これは「妊娠中に感染した場合、妊娠前よりも重症化するリスクの高い母体のインフルエンザの予防」「接種後に生まれてきた児のインフルエンザの予防」を目的としているからです。生まれた赤ちゃんは、生後6か月未満ではワクチン接種の対象とはならないため, この方法が有効とされています。生まれてくる赤ちゃんへの予防効果を考えると、基本的には「分娩の2週間前まで」に接種することが望ましいとされています。妊娠中の方にも、早めのインフルエンザワクチン接種をお勧めします。  (2020.9.19.)