体調が悪くなったら

院長です。

緊急事態宣言が出されて1週間が経ちました。新型コロナウイルスの潜伏期を考えると、その効果はこれから見えてくるのだろうと思います。
さて、京都府でもここのところ毎日のように、新たな感染者が報告されています。この状況下で、ご自身の体調が悪くなったとき、お子さんの体調が悪くなった時にどうすればいいのか。一般的なことについては、これまでも繰り返し情報発信されていますのでご存知かと思いますが、要点だけ整理しておきたいと思います。

①微熱やせき等の風邪の症状がある時、まずはご自宅でしばらく様子をみましょう。ご自宅で安静にして、体の回復を待ちましょう。
②次のような方は、お住いの地域の「帰国者・接触者相談センター(新型コロナ受診相談窓口)」に相談をしましょう。
・ご自宅で4日間(高齢者・持病のある方・妊婦の方の場合は2日間)、風邪の症状や37.5℃以上の発熱がおさまらない方
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

帰国者・接触者相談センターに相談した結果、新型コロナウイルスに感染しているかもしれないと判断されたら、どの医療機関に行けばよいのか紹介してくれます。

子どもさんの場合も、基本的には以上のような対応をお願いします。しかし、まだ乳幼児期のお子さんの場合は、たとえ軽い症状でも体調が悪くなったときは心配だと思います。特に0歳児の場合、普通の風邪でも病状の進行は早いので、ご両親から見ていつもと明らかに違う、機嫌が悪い、高熱が出ている、といった場合には、いつも通りに当院を受診してください。その他の場合(湿疹の悪化など、気になるところが出てきた場合)でも、当院を受診していただいて構いません。
また、ご家族・お子さんのいずれかが、過去2週間に新型コロナウイルスに感染した可能性が考えられる(いわゆる“3密”の状況にいた時がある)場合は、受診の前に、その可否や必要性などについて、事前に当院に電話でご相談ください。

「3密を避ける」「人との接触を8割減らす」「不要不急の外出を避け、やむを得ず人に接触するような外出は、一日に1回程度にする」、この3つを今後も継続しましょう。私たちそれぞれが意識をして普段の行動を変え、この困難を乗り越えましょう。 (2020.4.14.)