院長です。今日の午後、今月の「小児科の先生とおはなししよう」を開催しました。テーマは、「受動喫煙の胎児・子どもへの影響」でした。
  東京オリンピックが開催されることになり、それに伴い受動喫煙防止対策のための法整備についての議論がなされています。テレビや新聞で扱われることも多くなっていますが、受動喫煙の健康への影響については、ほとんど触れられないか正し情報が伝えられていない、というのが実態だと感じています。今日お話した主な項目は、「PM2.5について」「喫煙の妊娠(胎児)・子どもへの影響」「受動喫煙とは」「JTの宣伝のウソ」「分煙の現実」「加熱式たばこ・電子たばこについて」「喫煙による経済的損失」「サードハンドスモーク」というものでした。タバコ煙中の有害物質の多くがPM2.5に含まれますので、まずはPM2.5についてお話し、その後、喫煙の影響について様々な角度からお話しました。話の中心は受動喫煙についてだったのですが、受動喫煙の影響をなくすには、実は禁煙しかありません。JTが推奨している分煙方法のいずれにおいても、受動喫煙を防ぐことはできません。空気清浄機によっても、有害物質の9割近くが素通りしてしまうと言われています。 タバコを吸う人と吸わない人が本当の意味で共存することは、現実には不可能です。それくらい健康(子どもたちの将来)への影響が大きいのです。私たちはそういった事実を伝えられることなく、受動喫煙防止対策について考えることを強いられている状況です。昔と違って今は、インターネットで調べることが可能です。何もわからない子どもたちを守ることができるのは、親であり周りの大人です。一人も多くの方に気づいていただきたいと思います。
 来月は2月17日(金)に開催予定です。テーマ等決まりましたら、また改めてお知らせします。   (2017.1.20.)