院長です。一昨日より卵アレルギーに関して、以下のような報道がありました。

   生後6カ月で卵摂取、アレルギー発症予防 浜医大の医師ら実証

「食物アレルギーで最も多い卵アレルギーは、離乳早期から少量の卵を摂取することで8割が予防できる。」というものです。ポイントは、
 ・生後4か月までにアトピー性皮膚炎を発症した乳児を対象としている。
 ・研究開始時においては、卵アレルギーは発症していない。 
 ・同時に湿疹の治療を徹底している。 
の3点と思います。見出しだけを読めば、乳児期早期から卵を少しずつ食べさせ方が良いという印象を抱かれるかもしれませんが、すべての乳児がそうであるわけではありません。この研究結果からいえることは、「食物アレルギー発症予防の目的で漠然と卵の除去を行うことは、根拠が乏しいだけでなくかえってマイナスの影響を及ぼす可能性がある。」「何よりも普段からのスキンケア・皮膚の治療が大切である。」ということだと思います。 既にネット上でも話題になっているようですが、まだ予防法として確立されたわけではありませんので、自己流で行うことのないよう必ず医師に相談するようにしてください。 (2016.12.11.)